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【天体観測】冬のDSO撮影制覇の進み具合について

星雲・星団・銀河に関する情報
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はじめに

かねてから進めている、天文ガイドの付録ポスターに掲載されている冬のDSOの撮影制覇、かなり間延びしています。

しかし決して忘れてはおりません。
ポスターに掲載されている11天体のうち、10天体は撮影終了しており、あとは、とも座の散開星団NGC2477を残すのみになっています。

しかし、NGC2477は、出時刻が、22時41分と遅くて、ベランダからの撮影も、プチ遠征しての撮影も、かなり夜更かししないと困難です。
したがいまして、出時刻が早くなってくるのを待っているところです。

今回は、これまでの冬のDSO撮影の進み具合をまとめたいと思います。

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによる色強調等
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ、郊外の河川敷公園駐車場

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撮影済みの冬のDSO一覧

①かに星雲(おうし座)

管理人が、まいくろさんのおかげで初めて見ることが出来た思い出のDSOです。
今となっては、管理人自身のスキルで、比較的簡単に撮影できるようになりました。
一応、管理人も成長しているようです。
露出8秒間、総スタック時間2400秒間(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN270で撮影。

↓おまけです。

②M35(ふたご座)

管理人は、散開星団が大好きです。小さなこじんまりとしたものから、星が多く広がりがあって迫力があるものまで、散開星団は色々な種類があります。
大きくても小さくてもその輝きに惹かれます。
露出8秒間、総スタック時間4888秒(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN250にて撮影。

③M41(おおいぬ座)

これは、密集度の低い散開星団ですが、こういうのもありですね。広がりと輝きを併せ持っています。
露出8秒間、総スタック時間2400秒、GAIN250、リアルタイムダーク補正使用。

④M42オリオン大星雲(オリオン座)

冬と言えば、これと言っても過言ではない、オリオン大星雲。管理人も自力で撮影できるようになって嬉しいです。Hα領域と、HⅡ領域が両方あるんでしたっけ。だから美しいんですね。
露出8秒間、総スタック時間3896秒、GAIN180、リアルタイムダーク補正使用。

⑤M45プレヤデス星団(おうし座)

これも冬お馴染みの天体です。淡い星間ガスは、フィルター無しでは見ることが難しかったですが、この時は、総スタック時間を稼いだのと、GIMPによるお化粧で何とかプレヤデス星団らしくなりました。
露出8秒間、総スタック時間5400秒、GAIN250で撮影。

⑥M46(とも座)

やはり大きな散開星団も良いです。星が賑やかに集まっているのは、素晴らしい光景です。
露出8秒間、総スタック時間3032秒(50分32秒)(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN250で撮影。

⑦M50(いっかくじゅう座)

これなどは、多くの星が中心にひしめいて、とても良い景色に仕上がっています。小さいな星がぎゅっとひしめくのも良いですが、このように大きめの星がひしめくのも素晴らしいです。
露出8秒間、総スタック時間4544秒(75分44秒) 、GAIN250、リアルタイムダーク補正使用にて撮影。

⑧M78(オリオン座)

いわゆるウルトラの星ですが、1598光年離れており、如何にウルトラマンでも往復するのは不可能です。だから地球人の中に入り込んで、地球で生活していたのでしょう。
これは、今回の撮影ではとても困難だったです。かなり淡いので、総スタック時間を稼ぐ必要があり、この撮影の92分でもまだ足りません。
この冬、2時間の露出で、もう一度挑戦したいDSOです。
露出8秒間、総スタック時間5560秒(92分40秒。リアルタイムダーク補正使用。)、GAIN300で撮影。

⑨ハッブルの変光星雲(いっかくじゅう座)

この星雲は何度見ても、面白くて、飽きません。個性的なので導入も楽です。何度見ても、昔ながらのオバケなんですが。
撮影は毎年の恒例行事にしようかと思っています。
露出8秒間、総スタック時間 4576秒(76分16秒) 、GAIN250、リアルタイムダーク補正使用という設定で撮影。

⑩コーン星雲、クリスマスツリー星団(いっかくじゅう座)

この星雲は、一度撮影して、撮影した気になっていたら、カメラde遊ingさんのご指摘で、写っていないことが判明して、二度目にして初めて捉えました。
一度目は、コーンらしきものは写っていなかったのですが、それは管理人のスキル不足と片付けてしまったのです。やはり自分を信じることは大事ですね(^-^;
露出8秒間、総スタック時間5416秒(リアルタイムダーク処理使用)、GAIN250にて撮影。

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まとめ

秋のDSO撮影制覇は、なかなかうまくいかなかった思い出がありますが、冬のDSO撮影はここまで順調です。忘れずに、NGC2477が昇ってくるのを待ちたいと思います。
しかし、待つのも2月中旬までです。春になってしまうと格好がつかないです。

しかし、こうして見渡してみると、管理人も頑張っていることが分かります。
引き続き、天体観測・撮影を頑張っていこうと思います。

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