【天体観測】写っていなかったコーン星雲を撮影しなおしました

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撮影の経緯

2021年12月15日、コーン星雲を撮影しました。(したつもりでした)
しかし、どこにもコーン状のものが写っていないため、変だなと思いつつ、Wikipediaに記載されたコーン星雲の赤経赤緯値(赤経06h41m、赤緯+09°53秒)のど真ん中を捉えていましたので、撮影して、2021年12月16日の記事で、コーン星雲を撮影した旨記載にしました。

しかし、カメラde遊ingさんから、撮影している場所が違うとの指摘を受け、Googleで検索しなおしたところ、別の赤経赤緯値、赤経6h41m・赤緯+09° 21′を知りました。
コーン状のものが写っていなかったのは、管理人の腕のせいではなく(ある意味腕のせいですが)、誤った赤経赤緯値を撮影していたため当然だったのです。
Wikipediaの赤経赤緯値は、クリスマスツリー星団の真ん中あたりを示していたようです。

不用意にもWikipediaの赤経赤緯値を精査せず使用して、コーン星雲を撮影したと記事にして、訪問者の皆さまを混乱させたことをお詫びし、今回の記事でコーン星雲を撮影しなおしたことを記載したいと思います。

申し訳ございませんでした。

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撮影の経過と成果

恒星のピント合わせ

恒星のピント合わせは、極軸設定するにも、ライブスタックをするにも、もちろん出来上がり画像をキレのあるものにするにも欠かせません。
いつものようにバーティノフマスクを使用してピント合わせしました。
使用した恒星はカペラです。

↓今回は、このズレから始まり・・・

↓ここまでピントを追い込んで、設定終了としました。微妙に横の光が若干上にずれている気がしましたので、ピントノブをほんの少し動かしましたが、結果は変わりませんでした。

極軸設定

いつものようにSharpCapのPolar Align機能を使って、極軸を設定しました。

今回はなぜかとても時間がかかりました。前もって赤経軸の向き、高度はそこそこ設定してSharpCapで設定するのですが、なぜか・・・
恐らく、そこそこ設定の精度が悪かったのでしょう。だからSharpCapがなかなか天の北極周りの星を掴んでくれなかったものと思われ・・・これからは事前設定をもう少し丁寧にするようにします。

極軸設定の結果は「Excellent」となり、設定誤差は24″まで追い込みました。
ネットで散見されるコーン星雲の画像を見るに、長い総スタック時間をとることが必要と思われましたので、どうしても「Excellent」が欲しかったのです。

自動追尾の結果

上記設定の結果、90分のノータッチライブスタックで、大きな誤差が出ることはありませんでした。
もう30分いけたと思います。
しかしもう寝る時間でしたので、諦めて、撤収しました。
↓追尾・ライブスタック中の、SV503 102ED、スーパーポラリス赤道儀、モータードライブMD6

基準恒星と目標天体の導入

前回とは異なりいっかくじゅう座のベテルギウス(赤経05h55m、赤緯+07°24′)を基準恒星にしようとも考えました。
しかし、管理人のベランダから撮影する場合、天体が南に行くにつれて、ベランダにおける設置場所の関係で、導入や撮影が窮屈になって、三脚に足をぶつけて、極軸設定がくるってしまうのを嫌い、少しでも東の空にある、ふたご座のアルヘナ(赤経06h37m、赤緯+16°23′)を基準恒星にしました。
目標天体のコーン星雲 (赤経6h41m、赤緯+9° 21′ )へは、あっという間に飛べます。
いつも愛用しているastrometryには、目標天体の赤経赤緯値に到達しても、コーン星雲は表示されず、クリスマスツリー星団とNGC2264のタグ到達したことを示しているだけでした。
この赤経赤緯値に到達するには3度の修正を行っています。間違いはないはず。

↓アルヘナです。

↓ 赤経6h41m・赤緯+9° 21′ の様子、のはず

撮影結果

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによるトーンカーブ調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
撮影場所:自宅ベランダ

露出8秒間、総スタック時間5416秒(リアルタイムダーク処理使用)、GAIN250。
昨夜は美しい月夜でしたが、コーン星雲の撮影には苦しい状態でした。
最小限の炙り出しでコーン星雲を撮像したかったのですが、GAIN300では、炙り出し後の結果が黄色くなってしまい、やむなく250に下げて撮影しました。
しかし、自動追尾は順調、90分16秒の撮影に満足しました。コーン状の星雲が、管理人の望遠鏡で撮影することが出来たと思うと感動してしまいます。

大きなゴーストが出てしまっていますが、月光のせいかな・・・

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まとめ

ようやく、記事の誤りを訂正することが出来ました。ずっと気にかかっていたので、おまけに撮影まで楽しむことが出来て、大変良い結果となりました。

やはり赤い星雲絡みは撮影の難易度が高いです。それだけ暗い星雲ということなのでしょうが、それだけに撮影できた喜びは大きいです。

これからも赤い星雲を見つけたら、撮影を続けていきたいと思います。

しかし寒かったです。

コメント

  1. カメラde遊ing より:

    ”Stellarium”にしたんですか?
    ↑の画像を勝手に借りて写野のサイズを確認させてもらいました。
    その結果で、計画されていらっしゃる他の撮影先の写野確認例もネタにさせて頂きましたのでご報告させていただきましたよ。
    こちらです→http://camera-de-youing2.cocolog-nifty.com/blog/2021/12/post-24c138.html
    問題があれば削除しますので、その際はコメント入れておいてくださいね。

    • sanpojin より:

      カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。

      僕ごときの応援企画を組んでいただき、ありがとうございます(笑)Stellariumは今ちょうど色々といじっていたところで、昨夜の撮影には使っていません。これは優れたソフトですね。これで、あんな写野のシミュレーションができるんですね。スバルがそれなりに画角に収まるのに感動しました。俄然やる気が出ます。astrometryはあそこまで親切ではないので、淡い対象で見えないものを画角に収めるのにかなり役に立ちますね。

      カメラde遊ingさんのブログにもコメントしておきます。これからもよろしくお願いします。

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