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【天体撮影】バラ星雲のモザイク撮影、パネル3を撮影

天体撮影に関する事項
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概要

勢いよくスタートした、天体のモザイク撮影・合成。

現在バラ星雲のパネルを一つずつ撮影中です。
四つのパネルのうち、今回の撮影が3つ目になります。

それがあまりうまくいっていないというか、全然できる気がしません。
まず、パネル1とパネル2は、つながりませんでした。
手動でも、Image composite Editor(以下「ICE」)でもつながりませんでした。

パネルが四つで、重複を10%見ているので、すべてのパネルは、幅10%重なるはず。
それが全く重なりません。
このパネルはバラ星雲のこのあたりというのは特定できているのですが・・・
さて昨夜は、三つ目のパネル、パネル3の撮影に臨みました。

↓バラ星雲を、追尾・撮影中の、ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED。

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撮影の経過及び結果

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定は良好で、17″の誤差になるまで極軸を追い込みました。一昨日の夜の自動追尾は上手くいかなかったので、昨夜こそはと思い設定しましたが、30分の自動追尾で、今度は南にそこそこのずれが発生しました。
ただ管理人は、東西のズレはかなり気になりますが、南北のズレはあまり気になりません。
ぎりぎりで許容範囲内の自動追尾でした。

基準恒星と目標天体の導入

今回も基準恒星は、こいぬ座プロキオン(等級0.40、赤経07h39m・赤緯+05°13′)です。
目標天体となるパネル3は、赤経06h33m、赤緯+04°43′。一昨日の夜とそんなにかわる導入ではありません。
しかし、パネルを正確にとらえるために、赤経赤緯値は高い精度で一致させないといけません、
そのため、8回のトライでやっとパネル3を捉えました。

赤緯値が4′の差です。これくらいは良いのではないかと。。。

↓プロキオンです。

撮影の結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによる色強調・color enhance・トーンカーブ処理
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年2月21日月曜日

露出8秒間、総スタック時間1936秒間、GAIN300、リアルタイムダーク補正使用。
にて撮影となりました。
折角のパネルが追尾誤差に見舞われるのには納得がいきませんでしたが、まあ、30分間の追尾、こだわるほどの誤差ではありませんでした。
前述のように、パネル1パネル2とも重複がありません。パネル1は少し外してしまいましたが、パネル2とパネル3は、ほぼほぼ位置は合っているはずです。
残念ながら、パネル3は、パネル2ともパネル1とも重複しませんでした。

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バラ星雲画像との比較

諸先輩の撮影されたバラ星雲画像(こっそり拝借しました。すみません。)と、管理人が撮影したパネルとを比較してみました。
○のついているところが重複点です。
大体の位置を捉えているようですが、パネルが重なっていないのは、パネル4を撮影した段階で失敗が見えています。

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まとめ

パネル3の撮影まで終わり、残念ながら成果が出ていません。
丸い形をしているバラ星雲で、こんなにうまくいかないのに、カモメ星雲など、全くうまくいく気がしません。

今夜の天気はどうでしょう。このところ夜の天候には恵まれており、連日パネル撮影が出来ています。今夜一気に撮影を終わらせたらよいなあと思います。

なお、重複点を頼りに、現在のパネルの状況を作成してみました。ことごとく中央を外していますね。
この絵を作成してみて、あらためて愕然としました。

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