【天体観測】オリオン座の散光星雲M78を撮影してみた

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撮影に至る経緯

現在精力的に、秋のDSO制覇に続いて、冬のDSO制覇を進めています。
天文ガイドの付属品、季節別方角別にDSOが掲載されたポスターに載っているDSOを全て撮影することが目標です。

現在の進み具合ですが、以下のようになっています。
赤字は撮影済みのもの。
●天文ガイドの付属品ポスターに掲載されている、冬のDSO
済①かに星雲(おうし座)
済②M35(ふたご座)
③M41(おおいぬ座)
④M42オリオン大星雲(オリオン座)
⑤M45プレヤデス星団(おうし座)
⑥M46(とも座)
⑦M50(いっかくじゅう座)
⑧M78(オリオン座)
⑨ハッブルの変光星雲(いっかくじゅう座)
済⑩コーン星雲、クリスマスツリー星団(いっかくじゅう座)
⑪NGC2477(とも座)

先だって⓶のM35を撮影しましたので、

散開星団は少しお休みするとして、星見を再開して以来の難敵だったM78がちらちらしました。
ビクセン社の80M(D=80mm、f=910mm、アクロマートオールコート)をDSOに使っていたころは、淡い部分がほとんど見えず、少し残念な結果になっていました。

現在はSVBONY社のSV503 102ED(D=102mm・f=714mm、EDレンズ仕様)を使用しており、今ならもっとうまく撮影できるのではないかと感じ、写り具合を過去と比べてみたくなり、M78を撮影することにしました。

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撮影の経過と結果

恒星のピント合わせ

いつもカペラでは面白くないので、昨夜はふたご座のカストルを使って、バーティノフマスクを装着して、ピント合わせを行いました。
このタイミングで恒星ウォッチングをします。メインの恒星の周りに細かい星がちりばめられていたりすると、その美しさに手が止まります。(ただ、この段階で完璧な星像にはなっていません)。
↓これはピント合わせが終わった状態です。こういう風景に見とれてしまいます。

↓最初のズレ具合です。

↓のように追い込んで、ピントを固定しました。
しかし、今回、このピントがどこかでずれてしまったようなのです。
ピントノブに手が当たってしまったか、ドローチューブが自重でずれてしまったか。
自重については、管理人は、ドローチューブの固定ねじを使ったことがなく、それでもこれまで一度合わせたピントがずれることはありませんでした。
これからは ドローチューブの固定ねじを使用するようにしたいと思います。
手が当たった時でも、ピントがずれることを防止してくれますから。

極軸設定

何故か今回は、SharpCapが北極星周りの星を掴んでくれず、なかなか設定が終わりませんでした。3回以上はリセットしてやり直しました。
設定前に、赤経軸は真北に合わせてあります。これで極軸設定がスムーズにいかないことは滅多にないのですが、昨夜はPolar Alignのご機嫌が斜めでした。
ご機嫌斜め以外の理由が思い当たりません(^-^;
M78は難敵の散光星雲。一時間以上の総スタック時間を確保したいところです。
設定誤差は、何と12″。これならいかに難敵と言えど上手く撮影できるに違いありません。

自動追尾の結果

極軸設定の素晴らしさとは相反して、追尾誤差が大きい結果となりました。
総スタック時間は34分で断念。それ以上続けると、画角がかなり狭くなるからです。
極軸設定が問題なければ、赤道儀とモータードライブの問題です。鏡筒の設置位置が悪くバランスが悪くなっているのか・・・赤緯値の小さな天体の追尾では、ズレが大きくなる傾向はありますが、ちょっとずれすぎです。
ただ、望遠鏡のバランスが良くない場合、赤緯値の小さな天体で、ズレがさらに増幅されることもあり得ます。
ベランダのような窮屈なところで、目盛環の操作とかピント合わせとか行っているので、次回プチ遠征時に何らかの検証をしてみたいと思います。

基準恒星と目標天体の導入

M78は、オリオン座の三ツ星の近くにあります。
当然の選択ではありますが、三ツ星で最もM78に近い、アルニタク(赤経05h40m、赤緯−01° 56′)を基準恒星と決めました。
目標天体のM78(赤経05h46m、赤緯+00°00′←赤緯値小さい)までは、ほんの少し鏡筒を旋回、赤緯ノブを動かせば到着するはずでしたが、4回目のトライでやっと導入に成功しました。

↓アルニタクです。これにも見とれますね。この段階ではピントはズレていないようです。

撮影結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用
撮影場所:自宅ベランダ

露出8秒間、総スタック時間2040秒間(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN250。での撮影となりました。
どこで狂ったかピント。なぜ34分の追尾でここまでのズレが出たのか。
光っている部分を覆っている暗黒雲の様子とか、周りの星雲の姿とか、M80時代には見えなかったものがかなり見えるようになり、その点は良かったのですが、ピンボケが残念です。
人工衛星?のおまけもつきました。

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まとめ

M78の姿が、ビクセンM80時代よりもはっきりと見えるようになったのは成功です。
M78の構造がやっとわかりました。
残念なのはピントと、追尾誤差。

先に記載したとおり、次回のプチ遠征で、検証し、再度M78にトライしてみます。
今回が不合格というわけではないですが、納得できない出来でしたので、冬のDSOのM78は、今回クリアできなかったものとします。
このままスルーだと納得感がありませんから。

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