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【天体観測】ペルセウス座NGC1579「北の三裂星雲」を撮影してみた

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概略

ステラリウムを物色していたら、面白い名前の星雲を見つけました。

北の三裂星雲。

そうか、三裂星雲は南にも北にもあるんですね。


昨夜は穏やかな夜で、寒さもそれほどでもなく、早速撮影基地を設営しました。

撮影の結果は良好で、これが北の三裂星雲かと、確認することができました。
思い付きにしては、良い画像を得ることができました。

↓北の三裂星雲を追尾・撮影する、ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社製モータードライブMD-6、、SVBONY社鏡筒SV503 102ED

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撮影と撮像へと至る経過と結果

極軸設定の状況と自動追尾の状況

いつもどおり気合を入れて極軸設定を行いました。その結果17″の設定誤差まで追い込むことができました。

自動追尾の状況は、良好でした。ほとんど星は動いていません。

恒星のピント合わせ

ぎょしゃ座のカペラがよい高さに昇ってきていたので、基準恒星の候補でもあるし、カペラを使ってバーティノフマスクを使用し、ピント合わせをしました。
↓まで追い込んでピントを固定しました。

基準恒星と目標天体の導入

ペルセウス座には明るい星が無く、基準恒星にできません。
そこで、恒星のピント合わせで、すでに画角に入っている、ぎょしゃ座のカペラ(等級0.05 赤経05h16m、 赤緯+45°59′)を基準恒星としました。
北の三裂星雲の位置は、赤経04h30m、+35°16′で、まずまずの距離です。
3回のトライで、北の三裂星雲を画角に導入することができました。

↓カペラです。

撮影の結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN290から340、10秒間のfitsフレーム560枚を撮影・うち504枚(計84分)を、DeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:無し
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年11月21日

背景は、赤い星雲なのか、カブリなのか分かりませんが、なるほど、確かに三裂星雲ですね。
撮影してよかったです。特に編集せず、これで完成とします。

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まとめ

自動追尾も盤石で、とても良い撮影になりました。
本当は、天文ガイド付録に掲載されている秋のDSOの撮影が先決なのですが、自宅からでは撮影できない天体なので、撮影できる北東のDSOが狙いとなりました。
北から東にかけての星団、星雲は積極的に撮影していきたいと思います。

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