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【天体観測】11月9日以降撮影した月・惑星でまずまずの出来のもの紹介

惑星に関する情報
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経緯

前回、惑星の記事で、まずまずの出来栄えの惑星の画像を紹介しましたが、それ以降、この分野は鳴かず飛ばず。これだ!とお見せできるものがありません。

2021年11月中旬になっても、鳴いてもくれないし、飛んでもくれません。
それでも、何とか形になっているものを、紹介したいと思います。
これまでも多く書いてきましたが、ピントがなかなか合わないのですよ。
デュアルスピードフォーカサーをもってしても、合わない・・・

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撮影結果

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用(月の画像は使用せず、×0.5レデューサー使用)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる彩度補正
その他:UV/IRカットフィルター使用

2021年11月9日撮影 月齢4.2

これは少しピントが甘かったでしょうか。Wavelet処理の跡が若干目立ちます。
しかし、まずまずの写りです。
月には癒されます。

Filename=Moon_172806、Date=091121、Start=172736.873、Mid=172806.877。End=172836.881、Duration=60.008s、
Frames captured=962、ROI=1936×1096、ROI(Offset)=0x0、FPS (avg.)=16、Shutter=1.957ms、Gain=6 (1%)、Histogramm=39%

2021年11月12日撮影 月齢7.2

少し日が経って、月も太りました。夜と昼の境界線付近のクレーターや山や谷が良く分かります。
因みに、画像が縦長なのは、ASI462MCの画角が狭く、縦で撮影しないと、月が収まらないからです。5.6mm×3.2mmの画角で何とかやっています。

Filename=Moon_215218、Date=121121、Start=215148.953、Mid=215218.956、End=215248.959、Duration=60.006s、Frames captured=1014、ROI=1936×1096、ROI(Offset)=0x0、FPS (avg.)=16、Shutter=2.477ms、Gain=3 (0%)、Histogramm=91%

2021年11月14日撮影 月齢9.2

色々な海が多く見えてきました。管理人は海より陸地のクレーターとかの方が好きですが、双方がマッチしてよい景色になるんですよね。
若干暗いでしょうか?

Filename=Moon_192636、Date=141121、Start=192606.485、Mid=192636.512、End=192706.539、Duration=60.054s、Frames captured=1219、ROI=1936×1096、ROI(Offset)=0x0、FPS (avg.)=20、Shutter=1.077ms、Gain=1 (0%)、Histogramm=71%

11月15日 月齢10.2

画角目いっぱいになりました。
これ以上の撮影は、月が画角からはみ出ます。まあ、ここまで写れば十分ではありますが。
これくらいの明るさなら、良い感じでしょうか。
管理人が好む赤さはこのくらいです。

Filename=Moon_210129、Date=151121、Start=210059.062、Mid=210129.063、End=210159.064、Duration=60.002s、Frames captured=1219、ROI=1936×1096、ROI(Offset)=0x0、FPS (avg.)=20、Shutter=1.077ms、Gain=1 (0%)、Histogramm=78%

木星

2021年11月14日撮影

シーイングのせいなのか、管理人の腕が悪いのか、最近では木星はこの程度です。
大赤斑は、巡り合わせが悪いだけですが、暗斑は見えるはずで、この画像には暗斑は写っていません。
ただ、赤道帯より上に縞模様が見えます。
もしかしたら、この画像が限界の夜だったのかもしれません。

Diameter=40.33″、Magnitude=-2.40、FocalLength=1150mm、Resolution=0.51″、Filename=Jup_190101、Date=141121、Start=190056.730、Mid=190101.306、End=190105.883、Duration=9.153s、Frames captured=91、ROI=640×480、ROI(Offset)=464×440、FPS (avg.)=9、Shutter=100.0ms、Gain=25 (4%)、Gamma=100、Histogramm=78%

2021年11月15日撮影

毎日シーイングはたいして良くないのですが、少し悪い、という日もあります。その日も、大した画像はできません。
これはかろうじて暗斑が撮影できたものです。
そして、赤道帯より上に縞模様が確認できます。しかし、薄い!

Diameter=40.20″、Magnitude=-2.40、FocalLength=1200mm、Resolution=0.51″、Filename=Jup_192500、Date=151121、Start=192430.545、Mid=192500.577、End=192530.609、Duration=60.064s、Frames captured=601、ROI=640×480、ROI(Offset)=672×336、FPS (avg.)=10、Shutter=100.0ms、Gain=39 (6%)、Gamma=100、Histogramm=90%

土星

2021年11月14日撮影

上記に引用したブログを更新して以降、木星以上に不調なのが土星です。
これなどは、出来が良い方で、カッシーニの間隙がかろうじてわかるくらいの画像です。
カッシーニの間隙というには、実におこがましいです。
シーイングのせいか、管理人の腕のせいか(しつこいですね)、わかりませんが、デュアルスピードフォーカサーを細かく回して、その度に惑星の像を確認し、真面目に地道にピントを合わせているつもりなのですが、この程度です。

Diameter=16.34″、Magnitude=0.72、FocalLength=1450mm、Resolution=0.42″、Filename=Sat_180841、Date=141121、Start=180811.927、Mid=180841.941、End=180911.956、Duration=60.029s、Frames captured=602、ROI=640×480、ROI(Offset)=176×344、FPS (avg.)=10、Shutter=99.70ms、Gain=174 (29%)、Gamma=100、Histogramm=98%

2021年11月15日撮影

あー、もうこれは壊れていますね。本体にわずかに縞模様が見えるので掲載しましたが、かなり出来の悪い画像です。
しかし、輪が本体の前を横切っている影は写っていますね。それでなぜピントが合わないのだ?

Diameter=16.31″、Magnitude=0.72、FocalLength=1050mm、Resolution=0.56″、Filename=Sat_190903、Date=151121、Start=190833.938、Mid=190903.977、End=190934.016、Duration=60.078s、Frames captured=6、ROI=640×480、ROI(Offset)=1040×392、FPS (avg.)=10、Shutter=99.70ms、Gain=195 (32%)、Gamma=100、Histogramm=87%

金星

2021年11月10日撮影

上でリンクした記事の金星に劣らない出来です。今回惑星で、胸を張れるのは、この金星くらいでしょう。
金星については、エッジでピントを合わせるのではなく、一番金星が小さくなったところでシャッターを切ります。
そうでなければ、川底の金星のピントを合わせられないです。

Diameter=28.77″、Magnitude=-4.51、FocalLength=1000mm、Resolution=0.61″、Filename=Ven_174215、Date=101121、Start=174145.032、Mid=174215.128、End=174245.225、Duration=60.193s、Frames captured=2841、ROI=640×480、ROI(Offset)=952×264、FPS (avg.)=47、Shutter=4.791ms、Gain=5 (0%)、Gamma=100、Histogramm=72%

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まとめ

今回、月については、なかなか良い画像が出来ました。
何と言っても比較的ピントを合わせやすいからですが、ピントが甘いものもあります。
油断することなく、ピントの追い込みはしないといけません。

木星・土星については、これといったものがなく、これまでの経過報告になってしまいました。
そうとう細かくピントを合わせているつもりなんですが・・・努力は報われていません。
しかし、木星の暗斑が確認できたということは、その付近にビンゴの位置があったのかもしれません。
がんばって、そのビンゴの位置を探します。

金星はほとんど運任せです。一番金星が小さくなったところを見つけるのも大変なほどパソコン画面の像はゆらぎます。
これからも、運任せで・・・

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