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【天体画像振り返り】銀河画像にランキング付けしました。

星雲・星団・銀河に関する情報
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概要

折角のゴールデンウィークなのに、天候に恵まれず、プチ遠征はおろか、ベランダ撮影さえできません。
そこで、これまでの総決算も兼ねて、一昨日は、球状星団ランキングを企画して実施しました。

そして、昨夜も曇り空で天体撮影が出来ず、もう一度これまでの総決算も兼ねて、銀河ランキングをすることにしました。
こうしてまとめていると、結構管理人は頑張ってることが分かりました。

それでは早速エントリーした銀河をご紹介いたしましょう。

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エントリー銀河

◎エントリー銀河撮影に使用した機材等
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)のヒストグラムによる炙り出し、FlatAidePro、GIMP
使用フィルター:×0.5レデューサー(一部の銀河では使用せず)、UV/IRカットフィルター
※一部SharpCap4.0を使っています。

エントリー1 うみへび座の棒渦巻銀河M83「南の回転花火銀河」

大きさ:12′54″×11′30″ 距離:15.038×100万光年
南に回転花火銀河あるとは知りませんでした。北の回転花火銀河同様美しいだろうと思い撮影しました。
立派ですが、もう少し回転感が欲しかったです。なぜだか、ララアのエルメスに見えます。

エントリー2 りょうけん座の渦巻銀河M106

大きさ:18′36″×07′12″ 距離:22.834±1.631 ×100万光年
どうしても時間的に家の軒にかかってしまい撮影できなかったので、プチ遠征をして撮影しました。
腕も確認でき、細部の凹凸も確認できます。プチ遠征した甲斐がありました。

エントリー3 りょうけん座棒渦巻銀河NGC4631「Whale Galaxy」

大きさ:09′15″×02′46″ 距離:22.508±0.326 ×100万光年
くじら銀河ですね。管理人は北上にすることをなおざりにしているので、くじらが縦になってしまいました。魚にも見えるユーモラスな銀河です。サンマのようですね。

エントリー4 りょうけん座の渦巻銀河M63「ひまわり銀河」

大きさ:12′36″×07′12″ 距離:36.991×100万光年
銀河としては外せない存在かと。いろいろと編集していたら、中央と周りが分離し、ひまわりらしくなりました。季節は違いますが、奇麗ですね。

エントリー5 りょうけん座の渦巻銀河M94「Croc’s Eye Galaxy」

大きさ:11′12″×09′06″ 距離:16.016±1.305 ×100万光年
爬虫類や哺乳類の肉食動物の目玉の形状をした銀河、ということのようです。そういう動物は瞳孔が縦に切れ長になっていますよね。それを表現した銀河ということですね。
ただ、M94の瞳孔は丸形で、草食動物のようにも見えます。

エントリー6 おとめ座の銀河M104「ソンブレロ銀河」

大きさ:08′42″×03′30″ 距離:29.293±1.598 ×100万光年
管理人が高校生の頃から憧れていたDSOの一つです。円盤のような形、塵の帯が取り囲み、とても素敵なデザインです。
ただし、この撮影をした時は、ソンブレロ銀河が縦になってしまい、それを平行にするのにオーバーサンプリング気味になってしまい、近いうちに撮影し直しにしたいと思っています。

エントリー7 さんかく座銀河M33

大きさ:+01°08′42″×41′36″
距離:2.724±0.036 ×100万光年
昨年から取り組んでいるDSOです。どうしてもノイズまみれになってしまいます。
おそらく思っているよりも淡いので、↓の画像を撮影した40分という総スタック時間ではたりないということでしょう。
いつか1時間以上の総スタック時間をかけて撮影してみたいと思います。

エントリー8 くじら座の渦巻銀河M77

大きさ:07′06″×06′00″ 距離:46.973×100万光年
惑星状星雲かと思わせる渦巻銀河です。GAINがオーバーしたか、総スタック時間が長かったか、飽和気味ですが、よくみると中心の模様がそれなりに見えています。
しかし、もう少し上手く撮れる気がします。撮らなければならない気が。撮り直しの対象でしょうかね。

エントリー9 おおぐま座非棒状渦巻銀河NGC2841「虎の目銀河」

大きさ:06′19″×02′50″ 距離:85.138×100万光年
画像編集をしたら、中心部の形状がはっきり見えたというヒット性の銀河です。
編集でこういう結果が出ることは少ないのでとても嬉しかったです。
中心部に変わった形状の突起が見えます。興味深いです。

エントリー10 おおぐま座渦巻銀河M101「回転花火銀河」

大きさ:28′48″×26′54″ 距離:20.877±1.631 ×100万光年
これは、星見の世界に戻ってきて撮影して気に入った天体です。
訪問者さまも勧めてくださり、見事な回転花火と出会い、撮影できました。
これだけ、はっきりと銀河の腕が写るのは、このM101くらいだと思います。
この画像も見ていて飽きません。

エントリー11 りょうけん座M51「子持ち銀河」

大きさ:11′12″×06′54″ 距離:23.160±3.914 ×100光年
この銀河も、高校生からの憧れで、当時は、捉えられなかったので、眼視観測さえできませんでした。
しかし今は、自分で撮影して、それを見ている。大きな大きな進歩です。
写りやすいので、良い画像が撮れます。これも何度見ても飽きません。

エントリー12 アンドロメダ座M31「アンドロメダ銀河」

大きさ:+03°09′06″×+01°01′42″
距離:2.538±0.108 ×100万光年
大御所の登場です。当然のことながら、高校生の頃からの憧れです。今は撮影までできます。
壮大な広がりと、淡いところと暗いところ、色々な部分があり、そういう部分ごとに楽しむことができます。
この画像は、生まれて初めて撮影したアンドロメダ銀河です。画角が狭いので窮屈ですが、十分に楽しめます。記念撮影的な面も。

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結果発表

12個の銀河を順位付けするのは困難ですので、上位6位までを発表させていただきます。

第1位 エントリー11 りょうけん座M51「子持ち銀河」

やはり高校生の頃からの憧れの銀河、第一位から外すことはできませんでした。
その形と、つつましやかな佇まい、銀河の鏡です。
この天体は、これからも何度も撮影すると思います。
撮影するごとに愛着がわきます。

第2位 エントリー12 アンドロメダ座M31「アンドロメダ銀河」

高校生の頃からの憧れとか、そういうことは置いておいて、銀河と言えば、まずはこれです。
これをランキング圏外には置けず、かといって一位ではありません。
そこで第二位にしました。
この銀河も、また撮影したいと思います。

第3位 エントリー6 おとめ座の銀河M104「ソンブレロ銀河」

これは素直に、高校生の頃からの憧れを上位に置きました。
この銀河も、カッコいい容姿なのに、強い自己主張がなく、控えめなところが気に入っています。
何と言っても塵の帯がカッコいいですね。
直近の撮影では、失敗しているので、いずれ再撮影です。

第4位 エントリー10 おおぐま座渦巻銀河M101「回転花火銀河」

訪問者さまに教えていただいた銀河、とても良いものを教えていただきました。何度も書きますが、本当に、こんなに腕がはっきり写る銀河は、管理人の貧相な知識ではかなり数少ないと思います。
撮影するごとに楽しくなりますね。
ちょっとタランチュラしているところがまた(^-^;

第5位 エントリー2 りょうけん座の渦巻銀河M106

なかなか撮影できずにじりじりしていて、待ち焦がれていた感があるので、ランクインさせました。
撮影してみると、腕と中心部の形状が分かり、小口径でも頑張れることが分かりました。
上品で美しい銀河です。

第6位 エントリー3 りょうけん座棒渦巻銀河NGC4631
「Whale Galaxy」

この銀河は、形がユーモラスなことの一点でランキングに置きました。
管理人の撮影では、それほど美しくは写らず、くじらではない何かに写ってしまいましたが、そのユーモラスさゆえに、ランキング外にすることはできませんでした。
もう一度撮影してみたいなあ。

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まとめ

12の銀河をエントリー、6の銀河をランク付け。
まだまだ修行が足りず、こういう記事を作成しても偏ってしまいますね。
こうした記事は、1年に一度くらい作成すると思います。
来年のランキングがどうなっているか、自分としてもとても楽しみです。

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