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【天体画像編集】くじら座の渦巻銀河M77を再編集してみた

天体撮影に関する事項
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経緯

くじら座の渦巻銀河M77、なぜか何回か撮影している。撮影に再チャレンジしたことも含めると・・・5回もトライしているのです。

2021年1月5日、2021年1月6日、2021年1月8日、2021年10年8月、2121年11月3日

失敗したのでリベンジとか、最近撮影したのを忘れていたということの積み重ねですが、

それにしても、それだけM77には、管理人の脳みそを動かす何かがあるのでしょうか。

今回、このM77を再編集してみました。

再編集の過程と結果

ベースとする画像は、2021年10月8日撮影のものを使います。

[元画像の撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影日:2021年10月8日金曜日

元画像

背景全体がカブっている感じです。これもっと宇宙的な色にしたいところです。

↓拡大 これは当時の編集後のものです。これが渦巻銀河なのか。バラのような惑星状星雲に見えます。
課題としては、このバラのような模様をさらに鮮明化し、背景のカブリも見直す、といったところでしょうか。

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フラット画像の作成

画像編集の基本、フラット画像を得たいと思います。FlatAideProを使います。
↓がM77のフラット画像です。元画像とほとんど変わらないですね。
どうやら、背景のカブリは、カブリではなく、単にホワイトバランスの設定を誤ったとか、画像の背景色そのもののようです。

背景色を宇宙的に修正

しかし、茶色の背景色では格好悪いので、GIMPの色レベル調整で背景を黒くします。
何度も書きますが、銀河本体をいかにつぶさずに、良い色を出せるかが勝負です。
↓調整後の宇宙空間。まずまずですかね。

無駄な着色を消去

前の画像は、赤系の色が混じっていて少しうっとうしたかったので、GIMPのトーンカーブで赤色のレベルを下げました。
↓これでスッキリしました。では拡大してみましょう。

↓拡大後画像 スッキリはしたのですが、鮮明化出来た分、カブリも鮮明化してしまったようです。

再度カブリ補正

FlatAideProで再度カブリ補正。
かなりクリアになったと思いますが、拡大するとどんな感じでしょう。

↓だめです。しつこくカブリというかノイズが付いてきています。振り切れない。

背景色の設定から見直し

そこで、背景色の調整から見直すことにしました。上では無理な色レベル調整が行われた可能性があるからです。
早速GIMPで色レベル調整をしました。最初の編集よりも若干弱めの調整にしました。

再度トーンカーブ調整

一度目の編集に合わせて、赤系の色を、GIMPのトーンカーブで消します。これでM77を拡大します。

↓やはりカブリからは逃れられないか・・・

↓GIMPのノイズ軽減も効果はほとんどなく・・・ここで諦めることにしました。

再編集結果

先に掲載したように、拡大画像がどデカくないので、今回編集したものもあまりカブリは気になりませんね。うーん、しかし少しは気にはなるな。

意外にも、色レベル調整を少し弱めにした2022年4月2日の画像がもっとも背景色が深く黒いですね。
設定したのは自分なので、それはそれでよいのですが。

2021年11月3日撮影のものものも含めて、拡大画像を比較します。
とても残念ですが、以前の編集を超えることは無かった感じです。悔しいです。

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まとめ

今回のチャレンジはほぼ失敗に終わりました。きっと今夜、こっそりチャレンジしているに違いないです。
なぜなら今夜も曇りの天気予報。望遠鏡の出番がない!
この週末は、ずっと天気が悪いようです

そんな時だから、画像編集にいそしむんですよね。
天体観測を疑似体験している感じで。

しかし、再編集に適した画像を見つけるのが大変です。

当たり前のことながら、再編集がうまくいくと、気分が良いです。

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