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【天体観測】へび座球状星団M5を撮影。迫力と美しさに圧倒される。

星雲・星団・銀河に関する情報
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撮影に至る経緯

秋、冬と追っかけてきた、天文ガイド誌の付録ポスターに掲載されている季節別DSO、今は春の分を追いかけています。
現状の撮影状況は以下のとおりです。赤字が撮影終了のもの。

①りょうけん座M3
⓶へび座M5
③ヘルクレス座M13
④かに座M44
⑤おとめ座M104
⑥しし座M65
⑦しし座M66

⑧しし座NGC3628
⑨うみへび座M83
⑩かみのけ座NGC4565
⑪りょうけん座NGC4631-4656

あと6個のDSOを残しています。
ここからは、なるべく掲載順につぶしていこうと思います。
昨夜はへび座球状星団M5をターゲットにしました。
どんな球状星団なのか楽しみです。

↓M5を追尾・撮影する、ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED

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撮影・撮像の経過と結果

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定の状況

いつものとおり、SharpCapの極軸合わせ機能を使って、excellentな設定を狙いました。
まぐれもありますが、なんと設定誤差7″まで極軸を追い込むことが出来ました。

自動追尾の状況

雲が通りかかったりしたもので、ライブスタックで無視された時間も合わせると、約75分の自動追尾を行いました。
追尾の品質はとても高いものでした。こちらもexcellentです。

恒星のピント合わせ

M5に近い明るい星は、うしかい座のアルクトゥルスです。この星でピント合わせと基準恒星設定を一度に行います。
↓ピント合わせ前。大体合っている感じです。

↓バーティノフマスクをかけますと・・・ほぼあってますね。

↓SharpCapのピント合わせ支援機能で調べるとずれていたので、微修正しました。上の画像との違いが分かりません。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星には、明るくて、M5に近い、うしかい座のアルクトゥルス(等級0.15、赤経14h15m、+19°09″)に決めました。
目標天体M5(赤経15h18m、赤緯+02°04′)には、少し鏡筒を旋回させた感がありましたが、1度のトライで画角への導入に成功しました。

撮影・撮像の結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:SharpCap 4.0 (64 bit)のヒストグラムによる炙り出し、FlatAideProによるフラット補正・GIMPによる色レベル調整・影-ハイライト調整
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年5月1日日曜日

撮影の結果

露出8秒間、総スタック時間61分28秒、GAIN300、リアルタイムダーク補正・フラット補正使用。
にて撮影です。
M3よりも立派な球状星団です。M3は18′、M5は23′でした。
迫力と美しさ、両方備えていますね。

撮像の経過と結果

フラット画像の作成

カブリがありますので、FlatAideProでフラット画像を作成しました。ほぼフラットになった感じですが、まだざらつきがあります。
なお、フラット画像の作成の過程で彩度調整をして少し色を強調しました。

背景をきれいな黒に→完成

背景がざらついていたので、GIMPの色レベルの調整で、背景色を調整しました。
これで完成です。美しい

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まとめ

最近M3を見て、その迫力に圧倒されていたのに、

今度はそれ以上の迫力に圧倒されました。
やはり球状星団は、その迫力と美しさが魅力ですね。
春のDSOには、まだM13が控えています。
どんな球状星団なのか楽しみです。

極軸設定、自動追尾、撮影、撮像に、とりたててコメントは無いのですが、最初の撮影画像(無編集)のカブリがなかなか消えません。
どこに原因があるのか追究しなければ。

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コメント

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