ねらい
↓の記事以降、また天体画像が溜まってきたので、紹介いたします。
今回は少しは、まずまずな画像があります。木星に久々に良いピントが出ました。
これが続けばよいのですが、うまくいかないことの方が多く、悔しい思いをしたりしますが、それが天体撮影というものなのかもしれません。
何回もの撮影をして、数枚の優れた画像を得る、最近そんな感じがしています。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用(太陽の拡大画像には使用せず。太陽の広角画像は×0.5レデューサー使用)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC(太陽の撮影にはASI120MC-S使用)
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPで色温度等調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
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太陽
2021年10月26日撮影
このASI120MC-S、1.2メガピクセルの割りには良く写ります。太陽観測以外にはASI462MCを使いますが、そんなに遜色がありません。
黒点がこれくらいあると、見甲斐があります。楽しい。
意味があるかと思いながら、撮影ごとにスケッチもしています。いつかまとめて記事にしたいと思っています。
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木星
2021年10月26日撮影
久しぶりに切れのある木星画像を得ることが出来ました。
最近はピントの合う画像を得ると、なぜ得られたのか考えます。
撮影と撮像がリアルタイムではないので、あまり記憶は残っていませんが、シーイングのせいかな、フォーカサーの最後の一触れが良かったかとか。
SharpCapにピント補正支援機能があるのを最近見つけましたが、使い方が分かりませんでした。
2021年10月27日撮影
これもまずまずです。縞模様がたくさん見えますが、26日の画像と比べると、暗斑の見え方が違います。こちらは薄いです。でも暗斑が見えない画像もいっぱい撮影しているので、これは合格画像です。
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土星 2021年10月26日撮影
この間、完全に不作だったのが、土星です。
一番良くて、↓の画像です。
カッシーニの間隙が完全に分離せず、本体模様も濃淡のみ。
しかしまだ時間はあります。がんばって土星に挑みます。
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金星 2021年10月26日撮影
金星が色々な発色をすることをブログには書いてきたのですが、Samさんからアドバイスをいただいて、望遠鏡の色収差ではなく、大気分散ではないかと。
なるほど、それなら撮影するごとに色が変わる説明が付きます。
大気分散は、空気の屈折率で、色収差が出てしまうことです。ここからは逃れられそうにないです。
ADCを使うことで購入することで解決できるとSamさんは言われていました。
少しお値段が張り、金星の撮影にこだわりがもっと強くなった時に考えます。
しかし、金星はこの寂しげな感じが良いですね。
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まとめ
今回は、木星でヒットがあったのでよかったです。イマイチな画像を見るより、出来の良い画像の方を見てあげなきゃって思います。
しかし、惑星のピントは難しい。シーイングが良くなければ、ピントは合わせられないかもしれません。これは天体撮影の宿命だろうか?
しかし、新しい鏡筒を買ったこそ、その真価を発揮させようという気持ちが強いので、宿命と言わずに、何とかしたい。
↓この初心を忘れたくないです。
今夜も星見出来そうな天気予報です。どんな惑星画像が撮影できるか楽しみです。
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