【天体観測】プチ遠征でM31「アンドロメダ銀河」3回撮影しました

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ねらい

10月20日に、秋の名物、M31「アンドロメダ銀河」を撮影したところ、GAIN設定でミスをして、大失敗しました。
そして、その失敗を取り返すべく、10月22日に再トライ。しかし、撮影中に家の軒の上までアンドロメダ銀河が昇ってしまい、約19分で撮影を断念。

そこで、昨夜、軒のない、いつもの河川敷にプチ遠征し、開放された場所と気分で、アンドロメダ銀河の撮影を行いました。

管理人は、遠征は、今年の5月が初めてでして、気候的に快適な環境で撮影などを行ってきましたが、昨夜はとても寒かったです。
内側にボアのついた上下、ダウンジャケット、万全の態勢で臨みましたが、それでも寒く、パソコンの画面を前に固まっていました。
まあ、1回あたり、40分間のライブスタックですから、諸先輩方のされている撮影に比べれば楽なんですけどね。

寒かったけれど、プチ遠征は楽しいです。コンビニでおにぎりとお茶を買って、ライブスタック中に食事して、なかなかのピクニック気分です。
しかし、真冬になるとどうなのでしょう。
管理人は昨年から今年の冬にかけても、どんなに寒くてもベランダから天体観測・撮影をしてきました。
これが、郊外の河川敷のような、少し空気も澄んでいるところで、街中より気温が低くなってくるとなると、プチ遠征は可能でしょうか。昨夜の寒さでさえ、かなりこたえたのに。
しかし、これからも、定期的にプチ遠征を行い、冬のプチ遠征に慣れていきたいと思います。

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撮影結果

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 4.0 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用

月夜参考

昨夜は美しい月夜でした。月齢16.7です。
幸い月の出が遅く、何とか月光を振り切って撮影できた感じです。

SONY DSC-WX500 絞り値f/6.4、露出1/1250秒、ISO-800、焦点距離123mm

極軸設定

空気が澄んでいて星像がしまっているせいか、SharpCapの極軸合わせは、とてもスムーズで、簡単に1′未満に設定誤差に追い込むことが出来ました。
アンドロメダ銀河の赤緯値が比較的大きいこともありますが、レデューサー装着で焦点距離357mmの自動追尾で、ほぼ完璧に星が止まりました。
後述するスタック時間の合計は2時間に及びましたが、まったく目標天体の配置修正の必要がありませんでした。

導入

空気が澄んでいて暗いので、基準恒星を選びたい放題です。
目標天体のアンドロメダ銀河は、赤経 00h 42m、赤緯+41° 16′ 。
なるべく近い、恒星でアンドロメダ座のアルフェラッツ(赤経 00h08m、赤緯+29°05′)を選びました。ミラク(赤経 01h 09m、赤緯+35° 37′ )の方がアンドロメダ銀河に近いのですが、アルフェラッツがより輝いていたので、これに決めました。

導入は、アンドロメダ座の明るさに助けられ、一度で導入成功しました。
考えてみると、口径50mmのファインダーを使っているし、目盛環ではなく、ファインダーで導入できたかもしれません。

撮影

総スタック時間は2400秒間(40分間)と決めていました。先般GAINを高すぎに設定して失敗しているので、低めでスタートしました。

1回目の撮影

露出8秒間、総スタック時間2400秒間(リアルタイムダーク補正実施。以下の撮影同様)、GAIN200。
淡いところから明るいところまで、まずまず写っているように見えますが、緑色の被りのようなものがこびりついています。
もう一度撮りなおすことにしました。

2回目の撮影

露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN220。
若干GAINを上げて撮影しました。光量不足の緑色の被りかと思いまして・・・
若干広がりが出たかと思いましたが、誤差レベルですね。

3回目の撮影

どうしても納得できず、3回目の撮影をしました。秋冬は暗い時間の長さがあるので、これだけ余裕をもって撮影できています。
露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN250。
それでも被りは消えませんでした。しかしアンドロメダ銀河の広がりはかなり出たと思います。

帰宅して、GIMPでなるべく緑色の被りを銀河の色と同じにするように努力しました。
あまり大した結果は出せませんでした。
こうしてみると、今回の撮影では、赤が強調されているように思います。

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まとめ

木星の観測と撮影もしたかったので、アンドロメダ銀河へのトライは、3回で終了としました。
何となくもやもやしますが、3回目の撮影で、成功したのかなと思います。
緑色の被りも気になりますが、赤が強調されたのも気になります。
今年一番のアンドロメダ銀河と思っている8月6日のアンドロメダ銀河は、もっとクリアで透明でした。

どこが違うのだろう。この記事の時にはGAIN300~330でした。
先般、それに倣ったら失敗したし。
もう一度くらい、アンドロメダ銀河にトライしてみようかと思います。

それから、冬のプチ遠征、使い捨てカイロが必要だと思いました。温かい気持ちで観測・撮影できます。

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コメント

  1. まいくろ より:

    月夜に負けず撮影に励まれていることに、敬服いたします。

    ところで、「緑のカブリ」でしょうか?
    銀河の外周部が写っていると思います。赤と青の情報が不足しているのかな。GAINを中心
    部に合わせた影響でしょう。
    GIMP だと、
    色→影・ハイライト→Shadows の数値を大きくする、で確認してください。

    横着者の私は、白黒化して、大きい銀河!で納得するのを着地点にしてしまいますが…
    1晩に3画像あるので、それらをスタックする、という方法もありますね。画像処理沼を
    抜け出た結果を楽しみにしています。

    • sanpojin より:

      まいくろさん、お久しぶりです。アドバイスありがとうございます。

      確かに緑色の部分は銀河の周辺部分ですね。被りではないか・・赤と緑、、なるほど、ちょっとGIMPをいじってみます。
      あー、確かに中心を基準にしています。となると淡い部分とかにGAINを合わせた方が上手くいくのかな。
      GIMPの数値、確認してみます。今外にいるので、帰ったらすぐに!
      スタックも面白そうです。トライしてみます。
      いや、沼からしばらく抜けられそうにないです(笑)画像処理、結構面白いです。

      結果はまたコメントしますね。いつもありがとうございます。

    • sanpojin より:

      まいくろさん、こんにちは。

      Shadowsの数値を大きくした結果、緑の部分は銀河の一部と分かりました。
      3個のファイルをコンポジットしたところ、うまくコンポジットされまして、色々と色付けした結果、緑色のない画像ができましたが、全体として白黒に限りなく近くなりました。すっきり見ることができます。

      明日のブログのテーマはこれにします。ありがとうございました。まだまだ沼の中です(笑)

  2. きよりん より:

    こんにちは。

    Sharpcap ですが、どうも Ver.4 になってからあちこちに手を入れたらしく、とくに画像保存関係でいろいろ変えているようです。かなり煩雑にアップデートされていますので、落ち着くまでは Ver 3.2 を使うのも一つの手かと思います。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、おはようございます。

      SharpCap4.0は大改修だったのですね。画像保存関係で変えているということは、今回の緑色の変色にも関係があるかもしれませんね。
      情報ありがとうございます。
      ダウングレード、考えてみます。ダウングレードしてアンドロメダ銀河を撮影したら・・・これは興味深いです。

      いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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