【天体観測】プチ遠征でおおぐま座M101、カシオペヤ座M52を撮影してきました

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ねらい

天候不順でじりじりしていた、ここ数日、撮影できても雲に邪魔されながらしていた日々は過ぎ、晴れの日の続く時がやってきました。
そこで、久しぶりのプチ遠征をすることにしました。ベランダでは撮影できない天体もあり、出かけたいなあと思っていました。
場所は、緊急事態宣言の解除と同時に封印を解かれた、河川敷の公園です。
ここはアスファルトの駐車場に陣取ることができるので、とても良いです。
ここのところ遠征していた場所は地面が土だったので、アルミの板を三カ所に敷いて、三脚を設置していましたが、今回の場所は、望遠鏡が沈んでいくということがなく、とてもありがたい場所です。

以前記事にした、天候が回復したら観測したい天体の中に、

おおぐま座渦巻銀河M101「回転花火銀河」、カシオペヤ座散開星団M52を挙げていました。
これらは、今の季節ではベランダ観測では見ることが出来ず、あるいは、撮影の準備をしているうちに軒の向こうに昇っていってしまう天体です。
M101は以前撮影したことがあり、その時は何となく冴えない結果だったので、再チャレンジのつもりで臨みました。

M52は、Wikipediaによれば、全体の形は不正形の半円とか、不正三角形とか、東南を指す細い矢などと表現されていると。
散開星団で形が、何かに似ているとされているというのは、管理人の観測上なかったので、ねらうことにしました。

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極軸設定

いつものように、SharpCapのPolar Align機能を使用しました。天気が良いこともあり、15分くらいで「good」の評価を得ました。
誤差は1′未満に追い込みました。これで撮影に万全な体制をとることが出来ました。

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撮影結果

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによる彩度、露出等補正
その他:UV/IRカットフィルター使用

おおぐま座渦巻銀河M101「回転花火銀河」(赤経14h03m、赤緯+54°20′ )

導入

M101は、視等級は7.86と十分明るいのですが、姿は見えず、例のサイトの力を借りて、導入にこぎつけました。
基準恒星はおおぐま座のミザール(赤経 13h 23m 、赤緯 +54° 55′)としました。
実際には目標はすぐそこ。歩いていけそうな距離です。

撮影結果

一番楽しみにしていたのですが、なぜかこんな姿に(T_T)
なぜこうなったかはわからないのですが、一つ目は、リアルタイムダーク補正中に、ライブスタックを一度クリアして再度スタートさせたことが考えられます。ライブスタック開始後ほんの数秒間の出来事でしたが、そのせいか・・・
二つ目は、M101は、その時間帯は低空にあり、低空には道路があって、ヘッドライトが何度も行き交いました。そのせいか・・・
露出8秒間、総スタック時間2400秒間(リアルタイムダーク補正1800秒間)、GAIN300。
自動追尾状況も良好だったのになあ。

結局GIMPによる画像処理で彩度や露出、明るさ・コントラスト、トーンカーブなど色々とやってみたら、以下の画像に辿り着きました。
80M時代のものよりしょぼいですが、回転花火の腕が結構美しく、画像編集で満足できた撮影となりました。

カシオペヤ座散開星団M52(赤経 23h 24m、赤緯+61° 35′)

この散開星団に辿り着くのに、かなりの長期間を要しました。ベランダで何度か挑戦したのですが、会社から帰宅して、今夜こそと思って、基準恒星から望遠鏡を動かしていくと筒先が軒の下になる、というのを繰り返していました。
しかし、今夜は軒はありません。思う存分高度のあるM52を狙うことができます。

導入

遠征場所だけあって、星はたくさん見えました。カシオペヤ座は、ベランダとは比べ物にならないほど輝いていました。
基準恒星はカシオペヤ座のカフ(赤経 00h 09m、赤緯+59° 08′)にしました。M52に最も近いです。星が見える場所では、基準恒星を選ぶのが楽です。
この導入も、徒歩で何歩かかるでしょうかというほど短距離移動で成功しました。

撮影結果

露出8秒間、総スタック時間1800秒間(リアルタイムダーク補正1800秒間)、GAIN300。
すごくきれいだったんですが、撮影したら恒星がぼてっとしてしまいました。
ピントが甘かったかなあ。かなり追い込んだつもりでいましたが。
何か別の理由もありそうな気がするので、色々と調べてみたいと思います。
しかし、撮影中パソコン画面上では、その美しさをしっかり表現していました。
そして、天の川の中は、華やかですね。

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まとめ

今回のプチ遠征は、DSOに加えて、木星と土星もねらっていました。
残念ながらこちらは、一昨日の最悪なシーイングを引きずっていて、掲載するほどの画像は得られませんでした。

M101が半分くらいノイズにつぶされてしまったのは、車のヘッドライトの影響の可能性が高いと思います。また季節が変わった時に、高度の高い状態で、再チャレンジしたいと思います。

M52についてはピントの追い込み不足ですかね。極軸設定の時に、恒星に対するピントはかなり追い込んだのですが、まだ努力不足か・・・二重星団の時も同じでした。

大成功のプチ遠征ではなかったけど、成功のプチ遠征でした。
また、再チャレンジに行かなくては!

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