【天体観測】ペルセウス座二重星団はASI462MCの画角におさまりました

星雲・星団・銀河に関する情報
ディスプレイ広告02

ねらい

以前からカシオペア座の散開星団M52を狙っているのですが、ベランダからの撮影では、すでに屋根にかかってしまっており、遠征をしない限り撮影ができません。

その代わりに、常々気になっていた、ペルセウス座の散開星団「二重星団」の撮影にチャレンジしました。

二重星団は、二つの散開星団が近接しているため、こう呼ばれています。近接幅は約50′。なんだかネーミングが安直な気も・・・
正確にはペルセウス座h(NGC869)およびχ星団(NGC884)が近接しています。双方とも天球上で直径約 20′の範囲に 300個あまりの星を含んでいます。

地球からの距離は約 7300光年で、太陽が位置する渦巻の腕の外側の腕に属しています。
星団の年齢は約 2000万年と若く、周囲をアソシエーション (星組合 ) が取巻いています。(コトバンクより)

目次に戻る▶▶

ASI462MCへの導入

近接幅としては50′と、何とかなるだろうかと思いましたが、とにかく画角の狭いASI462MC(1/2.8″)心配しながら導入しました。
基準恒星は、二重星団とほぼ同じ方面にある、アンドロメダ座のミラク(赤経01h 09m、赤緯+35° 37′)に決めました。といいますか、その方面で見えたのはミラクくらいでした。
第一目標天体としては、二重星団の ペルセウス座h(NGC869)( 赤経02 h 19 m 、赤緯+57°09’)を目指しました。少し飛びます。
それで二つの散開星団が画角に収まれば言うことありません。

目次に戻る▶▶

撮影結果は

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用

最初に画角に導入できたのは、第一目標天体のペルセウス座h。ここまでは順調です。

しかし、ペルセウス座hも、画角の多くを占めていましたので、二重星団全体を画角に収めることはできないかと思いました。
もしかしたら、ASI462MCを横に90度回転させたら両天体が画角に収まるかもしれないと思い、思い切って回転させてみました。(縦型長方形が、横型長方形になるかもと思い・・・)

これやるとロストしちゃうのが怖いので、めったにしないことです。
しかし、回転は成功。目論見通り、 χ星団 も画角に入りました。
ほとんど奇跡的に二つの散開星団を画角に収めることに成功しました。
これ、逆回しにしていたら、騒ぎになったんでしょう。運にも助けられました。

しかし、
明るい星がぼったりしてしまいました。これはピントが甘かったのでしょうか。
撮影に当たってはSharpCapの極軸設定を使ったのですが、その時は星がこんな風に写ることはありませんでした。
折角苦労して撮影したのに、ピントが甘かったとは、とても残念です。
まあでも、狭い画角に二重星団をおさめることが出来たので、成功としよう。

露出8秒間、総スタック時間1816秒(リアルタイムダーク補正1800秒間)、GAIN250。

目次に戻る▶▶

まとめ

今回、画角の狭いASI462MCに二重星団をおさめるという、チャレンジングな取り組みでしたが、まずまずの成功となりました。
恒星のピントは追い込んだと思っていたのですが、甘かったですね。

今回、ダーク補正をしましたが、功を奏して、緑色のげじげじノイズは見受けられません。背景も黒くなりました。

久々の大物を画角に収めた時には興奮しました。たまには夜更かしするつもりで(そうはなりませんでしたが)こんな大物を狙うのも、何も考えずに集中できるので良いことです。

M52は、近々プチ遠征で撮影したいと思います。これも楽しみです。

目次に戻る▶▶


コメント

タイトルとURLをコピーしました