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【天体観測】おおぐま座渦巻銀河M101「回転花火銀河」を撮影

星雲・星団・銀河に関する情報
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狙い

先日、M51がとても上手に撮影できたので、銀河を撮影したいという気持ちがとても強くなりました。


おおぐま座方面が、管理人のうちのベランダから狙えることが分かり、選択肢は一気に広がっています。
色々調べた末に、ニックネームのついた天体が有名どころなのだろうと思い、昨夜はおおぐま座の渦巻銀河M101、ニックネーム「回転花火銀河」を撮影することにしました。
視等級は7.86とかなり明るい銀河です。撮影もしやすそう。

画角への導入には、少し手間取りました。
視等級が7.86もあるのですから、雲状のものが画面に導入されるだろうと思っていました。
しかし、結果としては、暗い恒星状で導入されました。これが明るい銀河か?と思いました。

昨夜は、視等級8.36のM51は、スタック画面で渦巻が薄っすらと写っていましたが、今回は、SharpCapのお化粧こそしなくて済みましたが、スタック画面にいつまでたっても恒星状の天体としてしか、その姿を現しませんでした。

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撮影結果

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)、GIMPで炙り出し・色レベル・トーンカーブ調整
撮影場所:自宅ベランダ

SharpCapによる炙り出し版

露出8秒間、総スタック時間1912秒間、GAIN330。
やりました!渦巻銀河を捉えました。2700万光年からの光です。
構図がめちゃくちゃですが。

とても大きな銀河なのですね。想像とは全く違いました。
どうやらこの銀河は、中央付近が視等級7クラスで、渦巻の部分はもっと暗いのではと思います。
渦巻は、炙り出しでようやくその姿を現しましたから。

しかし、もしかしたらもう少しうまく撮影できるかもしれません。

GIMPによる洗い出し版

露出8秒間、総スタック時間1200秒、GAIN330
今回は、SharpCapによる炙り出しとそんなに変わりはないと思います。見える部分はそんなに変わらないし、ノイズも同じくらい残ってしまいました。
でも、こちらの方が、明るく写りました。その分、うまく撮影できたように見えます。もう少しシャープさがあれば・・・いや、これで満足です。

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まとめ IR/UVカットフィルターが有効か

構図は失敗したものの、渦巻銀河の姿を捉えることが出来ました。

今回もライブスタックのフレームを作るのにかなり苦労しました。GAINは300くらいから始めたのですが、星が足りなかったこともあり、少しずつ上げていきました。
しかしいつものごとく、300を超えるGAINでは、フレーム画像が明るくなりすぎ、当然スタック画像はそれ以上に明るくなってしまいます。最終的なスタック画像はこんな感じ。↓

左下の方にわずかにM101と思われる星が写っています。昨夜は、ここから炙り出しスタートでした。
しかし、ここまで明るいと、炙り出しで背景を暗くしていくのに負荷がかかり、ノイズが増え、クリアな画像になりません。
一方で、これ以下のGAIN値では、星の数が足りず、ライブスタックが進みませんでした。
これからも色々と工夫してみますが、結構悩ましい問題です。

実は昨日、訪問者の方から、IR/UVカットフィルターを使ってはどうかとのアドバイスをいただきました。
Amazonを探ってみましたが、31.7mmサイズのが選択肢が少ないですね。もう少し、Amazon以外も調べてみようと思います。

なんだかんだとネガティブな話が多くなりましたが、回転花火銀河を拝むことが出来たので、とにかく良しとしよう。
できれば、画角の中央に収まったのを撮りなおしたいです。




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