経緯
ずっと悩み続けている、惑星のピント合わせ。
結局シーイングによるところが大きいということが分かってきました。
あれだけ星像が揺らいでいる中で、ピントノブをほんの少し調整しても意味がないんですね。
さて、これまで、ピントの合った画像となったのは、
こんな感じだったのですが、やはりシーイングがある程度良かったから良い画像が出来ています。
そして、2021年10月31日、再度シーイングの良い日が到来しました。どんな画像が出来るでしょうか。
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撮影結果
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる色温度調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
金星
10月31日撮影
もう少し明るさを落とした方が、管理人の趣味に合います。
やはり金星はゆらゆら揺れて、ピントやら明るさやらの追い込みが難しいです。修行不足でしょうか。
10月30日が東方最大離角
これまで金星を意識しなかったせいで、最大離角を撮影・観測することはありませんでした。↑の写真と見た目、変わるところはありませんが、記念日ということで撮影しました。
木星
今シーズンの中でも良い部類に入る木星です。やはりシーイングによるところ大です。
大赤斑も撮影でき、赤道帯より上の縞模様も写り、とても満足です。
二回目の撮影の追い込みで、このピントを出しました。
土星
カッシーニの間隙が完全に分離し、本体にも薄いながら複数の縞模様を確認できます。
土星のピントは、輪が本体を遮るところが明確かどうか、という基準で合わせても良いことが分かってきました。今回はそこを意識したピントです。
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まとめ
結局のところ、どんなに頑張ってピントを追い込んでもシーイングの揺らぎに勝てないことが分かってきました。もちろん悪シーイング下でもできる限りの良いピントに追い込むことは大切だとは思います。そんな時に良い画像が出来るととても嬉しいですが、滅多にないことです。
それでも、シーイングの良い夜はありがたいです。良い画像が出来ると満足感が高まり、幸せな気持ちになります。
次のシーイングの良い夜はいつでしょうか。
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