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【天体観測】キレのあるピントの木星と土星、来ました

惑星に関する情報
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経緯

管理人の愛機であるSV503 102EDですが、口径は102mmでEDアポクロマート。
しかし最近、その実力を出し切れていないと思っています。

最も気になるのは、木星と土星です。
撮影した画像の切れ味が悪いのです。
おおかたは、ピントの問題です。追い込み切れていないのです。

しかし!

せんだって、切れ味の良い木星と土星に辿り着きました。
土星は、少し微妙な結果ではありますが、木星に至っては、結構優れた画像を撮影することが出来ました。

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撮影結果

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用

木星

木星画像① 2021年9月27日撮影

おお、これは、大赤斑にガリレオ衛星とその影と暗斑がはっきり写って、今までにないヒットです。
管理人にとって、大好きな要素がすべて含まれています。
しかもピントもそこそこ良い!感動です!

Diameter=46.64″、Magnitude=-2.73、FocalLength=1200mm、Resolution=0.51″、Filename=Jup_215334、Date=270921、
Duration=60.004s、Frames captured=7553、ROI=640×480、ROI(Offset)=376×344、FPS (avg.)=125、Shutter=6.657ms、Gain=256 (42%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4092、Histogramm=99%

木星画像⓶  2021年9月27日撮影

しかし、ピントをさらに追い込んでみたら、こんな木星になりました。
今シーズン最高の木星になるでしょう。まさしくキレのあるピントの木星です。
是非、再現しなければ。

Diameter=46.64″、Magnitude=-2.73、FocalLength=1100mm、Resolution=0.54″、Filename=Jup_215142、Date=270921、 Duration =60.011s、Frames captured=7667、ROI=640×480、ROI(Offset)=376×344、FPS (avg.)=127、Shutter=6.657ms、Gain=256 (42%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3635、Histogramm=88%

土星

土星画像①  2021年9月27日撮影

カッシーニの空隙もはっきりと見え、本体にも、よーく見ると複数の縞模様があるように見えます。
及第点の土星です。

Diameter=17.67″、Magnitude=0.50、FocalLength=1000mm、Resolution=0.61″、Filename=Sat_213523、Date=270921、Duration=60.010s、Frames captured=6571、ROI=640×480、ROI(Offset)=888×320、FPS (avg.)=109、Shutter=7.686ms、Gain=367 (61%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4052、Histogramm=98%

土星画像⓶  2021年9月27日撮影

本体の縞模様が分かります。本当はもう少し追い込めたのではないかと思いますが、今の管理人にはこれが限界です。本体の模様は、もう少しはっきり撮影することができるはずです。
今回の画像を再現し、もっと良い画像を目指します。

Diameter=17.67″、Magnitude=0.50、FocalLength=1000mm、Resolution=0.59″、Filename=Sat_213753、Date=270921、Duration=60.012s、Frames captured=7341、ROI=640×480、ROI(Offset)=888×320、FPS (avg.)=122、Shutter=7.686ms、Gain=367 (61%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%

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まとめ

木星は、今回の画像を撮影して一段落です。良い結果が出て嬉しい。
引き続き、キレのあるピントの木星を目指して、頑張ります。

大げさかもしれませんが、管理人にとって、木星と土星の撮影は、ピント追い込みの戦いです。
土星は、最近の画像の中ではとても良い出来でしたが、まだ追い込めます。
今回以上の土星の画像を必ず得ます。

でも、撮影全体としては楽しんでピント追い込みをしています。画像にしてみてどのような結果になるのか、ドキドキして楽しみなのです。

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