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【天体観測】とも座の散開星団NGC2567の撮影に失敗・備忘録2CMOSカメラ

星雲・星団・銀河に関する情報
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狙い

昨夜は、霞がかかっていた感じで、全体的に星の力は弱く、銀河を狙おうと思っていましたが、りょうけん座、おおぐま座方面は星が見えない状況でした。
そこでルーティーンに戻ることにし、とも座の散開星団の計画的撮影をすることにしました。
昨夜の順番は、NGC2567です。
明るい散開星団なら、多少霞んでいても撮影可能と考えました。視等級は7.4もあります。

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撮影結果

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)、GIMPで炙り出し・色レベル調整・ノイズ軽減
撮影場所:自宅ベランダ

撮影は失敗でした。全くうかつだったのですが、ライブスタックの最中に星の数が3個まで落ち込んで、進まなくなりました。おそらく霞が濃くなったのでしょう。
そこで、ドローチューブからCMOSカメラを外して、IR/UVカットフィルターを付けたのです。そしてCMOSカメラをドローチューブに戻しました。
そこで気が付きました。
スタック中の画像と、構図が変わってしまっている!

その結果、重要な星が画角から外れてしまったようであり、星を増やすどころか、星を減らしてしまい、ライブスタックは、そこで進まなくなりました。
カメラの角度を変えてみましたが、うまくいきませんでした。
フィルターの効果も特になく・・・

昨夜は、それ以外にも、撮影中に三脚に足をぶつけたりとか、ちょっと痛いこともやっていて、その後の極軸設定も多少狂ったし、何だか色々あって、失敗したという感じです。

露出8秒間、総スタック時間1072秒間、GAIN270。
1800秒間の撮影を目指していましたが、無念です。

SharpCapによる炙り出し版

中央付近の星が並んでいるようなところがNGC2567です。失敗さえしなければ、なかなか良い散開星団です。こうしてみると、そこそこ星はあるのですが、霞んでいて、星をたくさん認識できなかったものと思われます。
撮影中のスタックビューにも、散開星団の姿は見えなかったですから、その分霞んでいたのでしょう。

GIMPによる炙り出し版

今回は、SharpCapによる炙り出し版と、出来は同じくらいでしょう。比較するのも嫌になるほど失敗していますけど。
しかし、この星団、とても惜しいです。

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まとめ

今回は久しぶりの失敗に終わりました。
散開星団撮影の難易度は低いはずなのですが、撮影中にCMOSカメラの抜き差しをしてしまうというイージーなミスでした。
この星団の形はとても面白く、必ず再トライします。
やはりDSOは、よほど明るくない限り、霞んだ空では難しいですね。

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備忘録2

今回の備忘録は何と言っても、

撮影中の望遠鏡からCMOSカメラを取り外してはいけない

です。

なんだか情けない備忘録ですが。理論でもなんでもなくて。

しかし、IR/UVカットフィルター、未だに真価を発揮しません。それは、今回の出番が、空が霞んでいるというしょぼい設定だったからでしょう。
いつか、IR/UVカットフィルターを付けて撮影して成功した記事を書くことがあるといいなあと思います。

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