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【天体観測】IC348「ペルセウス座o星雲」に再トライしてみた

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概略

先般光力不足で失敗した、ペルセウス座o星雲の撮影。
考えてみると、光害が終わらないうちに撮影を始めたのが失敗でした。

そこで昨夜はペルセウス座o星雲を、空が暗くなるのももちろん、自動車学校などの街灯が落ちるまで我慢し、暗黒に近くなるまで待って撮影を始めました。
それでもまだ明るいかと思いましたが、露出もGAINも上げることができ、撮影を始めました。

結果は、よく分かりません。ネットで何枚か見本画像を見ましたが、色々な画像があり。
しかし、赤い淡い星雲が写っているのが正解のようでした。
しかもみんなそれなりの露出をかけて。管理人の露出では役不足でした。
そもそも、IC348は、淡い領域、と言われているそうです。

さて、撮影の結果は?

撮影と撮像へ至る経過と結果

極軸設定の状況と自動追尾の状況

いつもより露出を長くして12秒のフレームを560枚撮影しましたので、極軸設定を念入りに行いました。
その結果、6″の設定誤差まで追い込むことができました。まぐれです。

自動追尾の状況は、極めて良いものでした。最後と最終のフレームでほぼずれがありません。
今回は手動で修正も入れていません。総追尾時間は112分。excellentです。

恒星のピント合わせ

危うく忘れるところでした。ペルセウス座o星雲には幸い明るい星がありあますので、この星で、バーティノフマスクを用いてピント合わせをしました。
か細い光ですが、ピントはこれであったと思います。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星候補で見えていたのは、やはりおひつじ座のハマル(等級2、赤経02h07m、赤緯+23°27′)でした。そこでこれを基準恒星として、目標天体「ペルセウス座o星雲」(赤経03h44m、赤緯+32°09′)にジャンプしました。
若干距離感がありましたが、2回のトライで画角に捉えました。
↓ハマルです。

撮影の結果と、撮像の経過と結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN330、12秒間のfitsフレーム560枚を撮影・うち504枚(計100分48分)を、DeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPで色レベル調整、FlatAideProでフラット補正
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年11月15日

撮影の結果

前回撮影した時より恒星は明るくなりましたが、淡い星雲が写ることはありませんでした。
やはり露出が足りないようです。露出を2秒増やし、GAINを330まで上げましたが、無理でした。
しかし、華やかな色がついています。

撮像の経緯と結果

FlatAideProによるフラット補正

少しクリアになりましたかね。華やかな色はそのままです。

GIMPによる色レベル調整

色レベルを調整し、全体を強調しました。華やかな色は星雲かもしれないなーと思いまして。多分違うと思いますが。これで完成といたします。

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まとめ

なんだかめちゃくちゃの着地となりましたが、今の自分のスキルでは、この淡い領域を撮影するのは無理なようです。GAINは400くらい、露出は120分は欲しかったです。
もっとも、特殊な光を透すフィルターがなければ、無理だったかもしれません。
まあ、今回七色の光に免じて撮影成功としたいと思います。

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