ねらい
最近は、北極星が見えて、SharpCapで極軸設定ができる部屋の片隅からの観測がほとんどになりました。
そうすると当然、ねらえる天体も限定されてくるわけで、今の季節、こと座、はくちょう座、りゅう座あたりになってくるでしょうか。
で、昨日の記事と同じく2021年6月13日の話。
薄く曇っていましたが、部屋に機材をセットし、天体観測をすることにしました。
梅雨の晴れ間は、貴重の中の貴重です。
星図を見た結果、窓から捉えられるメシエ天体があったので、それに決めました。
はくちょう座散開星団M39です。
見かけの等級は4.6。暗い空なら肉眼で見えそうです。
また、広がりの大きい散開星団です。
5.6×3.2mmという、管理人のCMOSカメラASI462MCの画角の狭さに収まるでしょうか。
撮影結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック、IR/UVカットフィルター使用
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)ヒストグラムで炙り出し。GIMPでノイズ軽減。
撮影場所:自宅
露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN400。
あまりGAINを上げると背景が明るくなりすぎて、SharpCapが星を掴めなくなり、ライブスタックが止まることがよくありますが、昨夜は400まで上げても大丈夫でした。薄く曇っていたのになぜか・・・
とても美しい散開星団です。もっとも、青い光は青ハロだと思います。
それがなかったとしても、奇麗な星団ですが、かえって青い光があった方が奇麗だったりして。
しかしこの青い光、管理人は、収差だと気づくのに10カ月ほどかかっています。
追尾誤差は完全に許容範囲です。上下に黒い枠が若干ある程度です。モータードライブのご機嫌も良かったようです。
ちなみにM39の広がり具合は・・・これ、アングルを調整せずに導入したまま撮影したみたいです。
なんとおおちゃくな。
M39はぎりぎりで画角に収まっています。
まとめ
今回もIR/UVカットフィルターが真価を発揮し、鮮明な星像を結んでくれました。
やはりメシエ天体、美しさに加えて迫力もあります。
しかし、家からの撮影では、撮影できるメシエ天体を探すのは一苦労です。
今回、M39という散開星団を見つけることが出来て、とてもラッキーでした。
しかも記憶している中でも奇麗な部類に入ります。
忘れないように記載しておくと、次回の目標天体は、や座の球状星団M71です。
昨日も書きましたが、最近記憶力に自信がなくなっているので、記載します。
新しい天体望遠鏡がやってくる!
昨日SVBONY社からメールがあって、あと2、3日で届くそうです(^O^)
SVBONY社の SV503 102ED。
待つこと約2週間。
アリミゾも何とか準備が出来ています。
あーもう、待ちきれません。
この望遠鏡、延長筒がないとピントが出ないらしいので(天頂プリズムを使うと出る)、今、延長筒をネットで物色中です。
早くその姿を見たい!
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