【天体観測】おうし座の散開星団NGC1746の撮影に成功

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撮影の経緯

ぎょしゃ座の散開星団を、ほぼほぼ撮り尽くし、さて次はどの星座を狙おうか考えていました。
ぎょしゃ座の近くでいくと、ふたご座、おうし座あたりでしょうか。

おうし座はアルデバランが美しく輝いています。
そうだ、おうし座、行こう。
最初のターゲットは、散開星団NGC1746にしました。

話は11月28日にさかのぼります

NGC1746は、2021年2月7日に、ビクセン社NEWポラリス80M(D80mm、f910mm、アクロマート)で撮影にトライしていますので、今回新しい鏡筒で再トライとなります。
どれだけ管理人が成長したかも、見ものです。

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撮影の経過と結果

恒星のピント合わせ

時代は、バーティノフマスクの時代に入っていました。
これまでは、目視でピント合わせをしていて、常にこれが最適かと悩みながらのピント合わせでしたが、今はもう怖くありません。
管理人にはバーティノフマスクという強い助っ人があるのです。
ぎょしゃ座のカペラを視野に入れて、確認しました。
↓ほぼ合っているようですが、試しに、ピントノブをわずかに動かしてみました。

↓若干、真ん中の光が中央に移動したでしょうか。いずれにしてもピントは合ったようです。
バーティノフマスクによるピント合わせ何とお手軽なのでしょうか。

極軸設定

今回も60分のノータッチライブスタックに臨むことにしていたので、少しでも極軸が正確な方が良いです。
SharpCapのPolar Alignを使い極軸を追い込んでいきます。結果は・・・
設定誤差28″という「Excellent」な設定が出来ました。
実際のライブスタックに当たっては、そこそこ追尾誤差がありましたが、許容範囲です。
何と言っても、ノータッチで狭いセンサーサイズ(5.6mm×3.2mm)で追尾をしているのですから、自動追尾出来るだけで幸せです。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星はぎょしゃ座のエルナトにするか、おうし座のアルデバランにするかの二択でした。
どちらからでも、移動距離はあまり変わりません。

エルナト(赤経05h26m、赤緯+28°36′)は、肉眼であまりよく見えず、アルデバランが目立っていたので、目標天体NGC1746(赤経05h03m、赤緯+23°46′)の属するおうし座のアルデバラン(赤経04h35mm、赤緯+16°30′)を基準恒星にしました。

アルデバランからNGC1746までは、一足二足程度。しかしNGC1746の範囲が分かりにくく、導入は2回ほどのトライですみましたが、画角中央への導入にかなり手間取りました。

↓アルデバラン

撮影結果

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集:画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用

露出8秒間、総スタック時間2744秒間(45分44秒)(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN250。
総スタック時間が中途半端なのは、またしても家の軒に視野を遮られたからです。

↓こんな感じです。

45分のライブスタックができたので、良しとしましょう。

↓がNGC1746です。範囲が分かりにくいので、例のサイトの画像を先に出します。

なんだか、他のNGC天体が多くあって、賑やかなところですね。今回の目標であるNGC1746も美しいとは思いますが、すぐそばのNGC1758あたりの方が、星の数は多そうです。
NGC1746、とても散開星団らしくて良いと思います。

2021年2月7日撮影のNGC1746

やはりピントが甘いし、UV/IRカットフィルターも使っていないし、このような結果になるのでしょう。総スタック時間は10分で、モータードライブは現在メインで使用中のものより一世代古いMD-5を、赤道儀も同じくNEWポラリス赤道儀を使っていますから、短時間の追尾でもそこそこ誤差が出ています。
そう思うと、今の自分のシステムは恵まれているなあと思います。

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まとめ

今年の2月から、これまでの間、色々なことがあったんだなあと、過去の画像を見て思いました。
訪問者さまから新しいモータードライブをいただき、新しい赤道儀をいただき、フィルターを使うことを覚え、ピントの合わせ方を学び、なんだか日々進歩しています。

これからも進歩の歩みを止めることなく、学習しつつ経験しつつ頑張ります。

NGC1746は、星もにぎやかで良い天体でした。こうした天体とは何度も出会いたいものです。

追尾誤差は、そこそこ出ましたが、60分のライブスタックが最小の誤差で実現したこともありました。
どこでその差が出るのか不思議です。
色々な要因が絡んでいることは分かっていますが・・・
次の60分ライブスタックはどのような結果になるでしょうか。

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