経緯
惑星のシーズンの終わりが見えてきてしまいました。とても残念です。
今年は良いピントを出すことに四苦八苦してきましたが、撮像する時はわくわくしたものです。
今回は、数少ない、まずまずの出来栄えの惑星の画像を掲載します。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用(月の画像は使用せず、×0.5レデューサー使用)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる彩度補正有り
その他:UV/IRカットフィルター使用
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金星
2021年11月20日撮影
金星は気持ちを和ませてくれます。この控えめなたたずまい、とても良いです。
しかし、撮影する時には、低空ということもあり、暴れ馬です。ピントの合う位置が全くと言っていいほどわかりません。
これは、プチ遠征で撮影したのもので、空気が澄んでいたのか、比較的像の形を見てピント合わせが出来ました。
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木星
2021年11月17日撮影
久しぶりに暗斑を確認できる画像が出来ました。ここに大赤斑が入れば、もっと良い画像が出来たと思います。
赤道帯より上に縞模様が確認できます。
2021年11月18日撮影
これにも暗斑が確認できます。かなり薄いですが。
また、赤道帯より上に縞模様がわずかに確認できます。
大赤斑の出現を待って撮影したいのですが、なかなか都合がつかなくて、大赤斑付き木星を写せていません。
2021年11月20日撮影
同じようなピントの画像ばかりですね。これにも暗斑が確認でき、赤道帯より上に縞模様がわずかに確認できます。ピントのポイントは、赤道帯より上の模様と暗斑が写るかです。
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土星
2021年11月20日撮影
久しぶりに、まずまずの画像ができました。カッシーニの間隙が確認でき、本体にも二本程度の縞模様が確認できます。
土星もピントが難しいです。ピントが合うと本当に美しい土星を見ることができるんですけどね。
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まとめ
今回もピントとの戦いの紹介でした。
前に恒星のピントで惑星を撮影してみる実験をしましたが、
考えてみると、この実験、一番最初の恒星のピントが甘かったのではないかとも考えられ、先日こたろうさんにバーティノフマスクを勧められましたこともあり、まずバーティノフマスクで恒星のピントを完璧に合わせれば、そのピントで惑星のピントを合わせられるかも。
惑星のシーズンももうすぐ終わり、トライしてみようと思います。
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