撮影の経緯
今年になって、木星のピントで、本当に満足できたことは数少ないです。
もう、惑星のシーズンは完全に終わっていて、望遠鏡を向けるころにはかなり低空にあります。
その分、撮影には不利ではあります。
しかし、何とかシーズン最後に満足のいく画像を得たい。
そんな気持ちで、会社から帰ると、急いで木星と土星に望遠鏡を向けます。
土星はもう完全にシーズン終わりです。
残る望みは、木星です。
2021年12月18日の話です。
そこそこキレのあるピントの木星を撮影することが出来ました。
木星
画像①
暗斑ははっきり写っており、赤道帯の上の縞模様もしっかり確認できます。
大赤斑が顔を出してきていますが、かなりはっきりと確認できます。
シーイングは悪かったですが、何とかなるものですね。諦めてはいけないようです。
これくらいの画像がコンスタントに撮影出来れば嬉しいです。
画像⓶
①に比べると若干迫力に欠けますが、暗斑や、赤道帯の上の縞模様も確認でき、これも満足のいく画像です。
顔を出してきた大赤斑も、かなりはっきりと確認できます。
土星
土星は、これが精一杯でした。イマイチです。
カッシーニの間隙は見えず、本体模様も何となくしか確認できません。
画角の中でゆらゆら揺れて、ピントを合わせるタイミングがなく、合わせたとしても、エッジの効いた土星にはなりませんでした。
土星を撮影するには、休日に早めに望遠鏡を出して、薄暮の頃から狙うしかありません。
次のチャンスは、12月25日土曜日のクリスマスです。
土星がクリスマスのプレゼントをくれるでしょうか。
まとめ
今回、木星の良い画像を得ることが出来たのは、10回の撮影を行ったからです。
ピントのそこそこ合っているところから、デュアルスピードフォーカサーのノブを少しずつずらして10個の動画を得ました。
その中の二つの出来の良い画像今回の画像です。シーイングは悪かったですが、ピントの合う位置はあるものですね。
次回の撮影も数打てば当たる作戦でいこうと思います。
土星もまだ望みは捨てていません。今週末、さらに西に沈んでいると思いますが、できればプチ遠征をして、障害物の無い環境で、最後のトライをしたいと思います。
惑星のシーズンが終わっていくのは、物悲しいものです。
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