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【天体観測】月と木星のランデブー、木星・土星、散開星団M34

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ねらい

昨夜は、木星が月と見かけ上接近する天体ショーがありました。
しかし、管理人の機材では、接近しているとはいっても、焦点距離が長いため接近の様子を撮影することはできません。
そこで、出てくるのが、コンパクトデジタルカメラです。これなら視野も広いし、何よりも手軽に撮影できます。
コンパクトデジタルカメラがこのブログに出てくるのは、恐らく二度目。

また、昨夜は曇りがちながらも、恒星が多く見えて、基準恒星を決めることが出来たので、久しぶりの散開星団を撮影しました。
やはり、星が多く見えるかどうかで、これだけ行動が変わるのです。
そして、定番の木星と土星。こちらは、雲のせいかどうしてもピントが合わず、不作に終わりました。

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月と木星のランデブー

正直なところ、コンパクトデジタルカメラのマニュアルモードの使用に慣れていなくて、うまく写真に収めることができませんでした。
↓雲のせいで月の光が拡散してしまったのと、そもそも月にピントが合っていないのですね。
コンパクトデジタルカメラも天体撮影に結構使えそうなので、今後、積極的に活用していきたいと思います。
撮影の諸元:記録し忘れました。機種名:SONY DSC-WX500

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木星・土星

晴れているようで薄曇りしてて、気流の状態も悪くて、ピントがとても合わせずらかったです。
そのせいもあって、いつも以上に不作になってしまいました。

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用

木星

ピントが甘いです。シーイングもかなり悪かったのですが、そういう時こそがんばって良い写真を撮りたいのですが・・・そこそこ縞模様や白斑が見えていたりするので、まあ良しとしましょうか。

Diameter=47.59″、Magnitude=-2.78、FocalLength=1350mm、Resolution=0.44″、Filename=Jup_214331、Date=180921、Duration=60.004s、Frames captured=7934、ROI=640×480、ROI(Offset)=552×296、FPS (avg.)=132、Shutter=3.700ms、Gain=300 (50%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%

土星

こちらはさらに条件(もちろん管理人の技術もですが)が悪く、カッシーニの空隙もほとんど確認できなかったほか、本体にもわずかに縞模様が見える程度です。
こういう写真を撮ると悔しい。次回こそはしっかりと撮影しようと思います。

Diameter=17.89″、Magnitude=0.45、FocalLength=1100mm、Resolution=0.54″、Filename=Sat_213126、Date=180921、Duration=59.965s、Frames captured=6959、ROI=640×480、ROI(Offset)=256×376、FPS (avg.)=116、Shutter=7.171ms、Gain=403 (67%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%

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ペルセウス座散開星団M34

本当に久しぶりの散開星団です。そもそもDSOも久しぶりです。
散開星団の撮影は、管理人が当初多く撮影した天体で、愛着があります。

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀、鏡筒、カメラ、自動追尾:同上
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによるノイズ軽減
その他:UV/IRカットフィルター使用

基準恒星ペルセウス座ミルファク(赤経03h 24m、赤緯+49° 51′)
目標天体M34(赤経02h 42m、赤緯 +42° 45′)
ちょうど近くの星が見えたので良かったです。ミルファクからM34まではひとっ飛びです。

露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN300、1200秒分のリアルタイムダーク補正。
実は少し冒険していて、ダーク補正をあえて、本撮影時間の半分にしてみました。
それでノイズが消えるのなら、時間の節約になりますから。

結果として、背景の暗さが少し足りないかなということになりました。
また、何枚か画像を保存しましたが、例のホットピクセル等ノイズが発生した画像がありました。
やはり、総スタック時間の半分ではダークの量が少ないようです。
青ハロも出現してしまいました。SV503 102EDは青ハロに弱いようです。
×0.5レデューサーを使用して、焦点距離を357mmまで絞ってあるとはいえ、追尾誤差は最小に抑えられ、画像全体では良い写真となりました。

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まとめ

南方面薄曇り、東から北方面ほぼ快晴、そういう条件下で、盛りだくさんの撮影ができ、充実した星見をすることが出来ました。
M34も撮影でき、DSOの撮影を復活させることもできました。
まあ、木星と土星が見えている間は、どうしてもそちらに寄るのですが、昨夜のM34の撮影で勘を取り戻した気がします。散開星団は、管理人は散開星団と馴染みがありますから、新鏡筒SV503 102EDで、これまでとの重複に恐れずに、撮影しやすい散開星団があったら積極的に撮影していきます。

ダークの短縮は、短縮させすぎて、少し失敗気味になりました、次回は総スタック時間2400秒間に対してダーク1800秒間で挑戦してみようと思います。10分しか短縮できませんが、その10分で、土星などが家の軒を越えて見えなくなってしまいますから、貴重な10分間です。

コンパクトデジタルカメラの天体写真撮影、掘り下げると面白そうです。いろいろと使ってみたいと思います。

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