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【天体撮影フィルター】IR/UVカットフィルターを使ってNGC6791とM29を撮影してみた

天体撮影に関する事項
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IR/UVカットフィルターとは

一昨日の話。

IR/UVカットフィルターとは、ある紫外線と赤外線をブロックして、高コントラストと高品質の画像の撮影ができる、とのことです。
今年3月にも同じことを記事にしていました。
使用感はあまりよくならなかったのです。

しかし、その「IR/UVカットフィルター」をよく見てみると、IR としか書かれていないんですね。
先般、IR/UVカットフィルターの効果のコメントをSamさんからいただいて、よくよく見たら、

IRカットとしか書かれていないことに気が付きました。
注文は、IR/UVカットフィルターでしたはずなんですが、受注ミスか発注ミスか。

そこで今回はIR/UVカットフィルターを改めて買って、天体を撮影してみることにしました。

本当は使用前、使用後を撮影したらよかったのですが、撮影時にそこまで気が回らず、昨日使用前を撮影をしようとしたら曇ってしまい・・・

今晩晴れたら、使用前を撮影しようと思います(空の前提は変わってしまうかもしれませんが)

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撮影結果

撮影は、極軸設定テスト、追尾誤差テストもかねていました。
極軸設定は、SharpCapの機能により誤差は1′以内におさめることができました。
この極軸設定機能、かなり慣れてきました。30分以内には極軸を追い込むことができる感じです。

こと座散開星団NGC6791

露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN390。
これ、散開星団とはみえないんですが、画像のど真ん中がNGC6791です。
とても細かい星の集まった散開星団なんですね。
IR/UVカットフィルターを使って、星が鮮明になった気がします。色どりも華やかです。確かに高品質です。
追尾誤差は、上下に黒い枠がありますが、総スタック時間2400秒間でこれなら満足です。

はくちょう座散開星団M29

露出8秒間、総スタック時間1,872秒(31分12秒)、GAIN390。
あともう9分というところで、雲に遮られました。
これも、とても美しく撮影できました。恒星も鮮明です。散開星団の明るい星がとても奇麗です。
追尾誤差(上部の黒い枠)も総スタック時間31分でこれくらいなら。許容範囲です。
誤差は東西方向で起こります。やはりモーターの精度が落ちてきているのだと思います。

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まとめ

IR/UVカットフィルターの効果は、今回強く感じられました。

なによりも、出来上がった画像のコントラストがかなり高いです。
やはり、ある赤外、紫外線をとらないと、天体画像はぼんやりしたものになってしまうのですね。

極軸設定、ライブスタックの時の星の掴みもいつもよりスムーズでした。これもフィルターで星が鮮明化された結果なのだと思います。
今夜晴れたら、IR/UVカットフィルターなしで同じ天体を撮影してみたいと思います。

これでまた惑星のシーズンがやってきます。
そうしたら、IR/UVカットフィルターの真価が、さらに発揮されます。
ASI462MCで撮影した画像がよりくっきりするはずです。

早く、起きている時間帯に木星、土星が見えるようにならないかな。

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[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)ヒストグラムで炙り出し。
撮影場所:自宅

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