スポンサーリンク

【天体撮影】Gain値と、実際の明るさが逆転した

天体撮影に関する事項
ディスプレイ広告02

まだ、分からない設定値の方が多い

昨夜(2020年9月14日)とても天気が良く、夜風も気持ち良かったので、天体望遠鏡をベランダに出して、いくつも天体撮影をしました。
といっても、まだ木星と土星だけですけどね。
相変わらず、まだまだ設定値についてわかることの方が圧倒的に少ないです。

目次に戻る▶▶

昨日撮影した天体画像を比べてみた

昨日撮影、処理した画像について設定値について比べてみました。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6

木星

Gainは、画像①が若干高い(①283 (47%)、②249 (41%))のと、Histogrammが、画像①が100%、画像②が72%です。
画像②が若干暗めなのが納得できます。

画像①Jup_212442

【木星の望遠鏡のデータ】
Diameter=42.59″・・・視直径
Magnitude=-2.47・・・光度
FocalLength=1050mm・・・焦点距離
Resolution=0.58″・・・解像度
【撮影のデータ】
Date=140920、Start=212412.402、Mid=212442.404、End=212512.406
Duration=60.004s(撮影時間)
Frames captured=10096
ROI=400×400
FPS (avg.)=168
Shutter=1.900ms
Gain=283 (47%)
Gamma=10 (off)
Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

画像⓶Jup_202345

【木星のデータ】
Diameter=42.59″・・・視直径
Magnitude=-2.47・・・光度
FocalLength=850mm・・・焦点距離
Resolution=0.72″・・・解像度
【撮影のデータ】
Date=140920、Start=202315.807、Mid=202345.814、End=202415.822
Duration=60.001s(撮影時間)
Frames captured=10207
ROI=400×400
FPS (avg.)=170
Shutter=1.900ms
Gain=249 (41%)
Gamma=10 (off)
Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=2957、Histogramm=72%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

土星

この二つの画像は、明るさが明らかに違います。色合いも違います。
しかも、画像①のGainが386 (64%)、画像②が249 (41%)、ヒストグラムはどちらも100%です。
ちなみに露出はどちらの画像も同じです。Gainだけ見ると、明るさに関して逆の結果になっています。

画像①Sat_205653

【土星のデータ】
Diameter=17.57″・・・視直径
Magnitude=0.43・・・光度
FocalLength=800mm・・・焦点距離
Resolution=0.76″・・・解像度
【撮影のデータ】
Date=140920、Start=205623.792、Mid=205653.799、End=205723.807
Duration=60.015s(撮影時間)
Frames captured=10203
ROI=400×400
FPS (avg.)=170
Shutter=3.700ms
Gain=386 (64%)
Gamma=100
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13

画像⓶Sat_213200

【土星のデータ】
Diameter=17.57″・・・視直径
Magnitude=0.43・・・光度
FocalLength=800mm・・・焦点距離
Resolution=0.76″・・・解像度
【撮影のデータ】
Date=140920
Start=213130.964
Mid=213200.965
End=213230.966
Duration=60.002s(撮影時間)
Frames captured=10210
ROI=400×400
FPS (avg.)=170
Shutter=3.700ms
Gain=369 (61%)
Gamma=100
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=4095、Histogramm=100%
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.11

目次に戻る▶▶

天体撮影の設定値は単純じゃない

単純な数字の比較では答えが出ないことがわかりました。
あるいは管理人の知らない設定値があるのでしょう。

良い明るさを得るには、結局パソコン画面上の明るさに頼るのが良いのでしょうか。
確かに最終的に明るさを決めるのに、画面上の明るさは大きな要素だとは思いますが。

これから、天体撮影、観測には良い季節になってきます。何度も撮って、設定値の謎を紐解いて、一番上手に画像ができる設定値を身につけ、腕を磨いていきたいと思います。

目次に戻る▶▶

コメント

タイトルとURLをコピーしました