実はカメラも欲しかった
ここ数日、お気に入りの鏡筒のことを続けて書いてきましたが、
どれも素晴らしい鏡筒で、今すぐにでも買いたいと思いました。中口径での惑星観望、憧れます。
しかし、
大切な買い物が、もう一つありました。
CMOSカメラです。
管理人は、現在、ZWO社製のASI462MCを使用しています。
DSOの撮影にも、これを使ってきました。
使用感は良好で、満足しています。
このカメラは、惑星専用と言われています。
センサーは高感度なのですが、2.8″と画角が狭いのです。
管理人のF910mm鏡筒に×0.5レデューサーをつけて、やっと、半月全体が収まるくらいです。満月は半分しか映りません。
↓こんな感じ。
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタックソフトウェア AutoStakkert3.1.4
ですので、月を撮影する時には半月を待たないといけません。
そして、さらにもっと大きな、購入動機があるのです。
カメラのセンサーサイズをアップして星の数を増やしたい
管理人は、天体撮影にはSharpCapのライブスタックを使っています。
ライブスタックには、alignのために画角の中に10個程度の星が必要です。
しかし、ASI462MCは、その画角の狭さから、星の数を10個程度稼ぐことができないことが、ままあるのです。(D80の集光力の問題も無いことはない)
せっかく、苦労して目標天体を導入しても、星の数が足らず撮影できないことはとても残念なことです。
CMOSカメラASI294MCをねらっています
そこで、センサーサイズの広いCMOSカメラが欲しいというわけです。
それに、満月も撮影できるようになりますしね。
狙っているのは、同じくZWO社のASI294MC。
画角は19.1×13.0mmあります。今のカメラが5.6×3.2mm。
これだけあれば、星の数には苦労しないと思います。
さらにアンドロメダ星雲のような、広がりのある天体を撮影できるようになります。
例えば、オリオン星雲も、窮屈に写らなくてもよくなります。↓の写真では、オリオン大星雲が画角いっぱいいっぱいに写っています。
もっと遠くから、全体を撮影したいです。
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
問題は、予算です。
カメラを買うと鏡筒は買えない、その逆もまた・・・
ASI294MCの価格は、星見屋さん価格で、税込み91,499円・・・高い。。。
しかし、鏡筒と同じく、こちらも、喉から手が出るほど欲しいです。
しかし、管理人のへそくりなど、大した金額ではなく、鏡筒もカメラも同時に買うことは不可能に近いです。
新しい鏡筒で、新しいカメラで、DSOを撮影したい、惑星を観測したい、出来たらいいのになあ。
物欲のはざまで苦悩する管理人です。
コメント
カメラは技術革新が早い(今のところはまだ・・)ので、陳腐化しやすいですが、望遠鏡の方は、設計自体は、もはや古典的といってもいいので(最新型の3枚玉以上のAPO屈折望遠鏡は除く)、そう大きな変化はないと思います。
折衷案としては、BKMAK127SPと、カメラは、1/1.8型のPlayer One Neptune-C II
https://www.syumitto.jp/SHOP/POA0005.html
の両方更新、なんてのもありますが、中途半端かなぁ・・・
ただ、センサが1/1.8型くらいまでなら、お手持ちの×0.5レデューサは使えるかもしれません。
あとたぶん、1/1.8型でも500mmくらいまで焦点距離を落とさないと月は全面で撮れない。。。
モザイク合成するというのもひとつのテなのですが、残念ながら、FreeSoftのMicroSoft ICEはもうダウンロードできないみたいです。。。
https://nj-clucker.com/microsoft-image-composite-editor/
一応、ググるとアングラなところから落とせるよう?ですが、自己責任で・・
https://microsoft-image-composite-editor.jp.malavida.com/
UTOさん、ありがとうございます!
なるほど、鏡筒はマクストフですね。カメラは、これは高性能でコストパフォーマンスが高いですね。
僕の鏡筒だと×0.5レデューサーで、455mmになります。1/1.8型の場合、それでも満月ギリギリなんですね。意外でした。
モザイク合成という手は僕も考えましたが、かなり大変みたいで、放棄しました。でもソフトはあるんですね。
色々とアドバイスありがとうございます。助かります。まだ迷ってみます。
はじめまして。玄です。お手持ちの機材で頑張っているのがすごいなーと思って見させてもらっています。
人によってお勧めは変わってくると思いますが、私だったら…という案です。
1.一眼レフダブルズームキットの中古を導入
KissX7移行か、EOS60D以降のものなら、4~5万円で購入可能。望遠側の250mmぐらいでも結構良く写る
どうしてもPC繋いでCMOSぢゃなきゃダメ、というのなら話は別ですが…
普段使いもできます。赤外感度なら、FIJIFILMX-A5(新品)が安くていいかも
望遠付けると高くなるので、望遠レンズだけ中古で買うとか。
2.赤道儀を新しくする
ニューポラリスはアリミゾも無いので、新しい筒を乗せるのも大変です。
SkyWatcherのEQ5なら、MD、極望セットで6万円ぐらい。これがあれば大抵のことは…
3.反射望遠鏡にチャレンジ
今の画像を見ていると、アクロマートの影響か、あまりシャープな感じはしません。反射だと光軸調整の問題は残りますが、それは後から勉強できるので、安価で大口径な反射キットを買うという手もあります。SkyWatcherのAZ-GTe 130pなら、13cmF5で、自動導入経緯台付で5万円です。650mmですからコレに今のCMOSを付けるだけでもそこそこ行ける?(レデューサーは多分ピンが来ない)
撮影を重視するか、眼視を重視するか、お気楽を重視するか、によって変わって来るし、投資を(間が空いても)継続的にできるか、一回で済ませたいか、でも変わってきますよね。
悩んでる時が一番楽しいんですけどね(^^;
梅雨時ですので、ポチリヌス菌にはご注意ください…
玄さん、ご訪問とコメント、ありがとうございます。
やはり、一眼を買うという選択肢はあるのですね。確かに普段使いもできます。普段使いもできて、そのお値段なら安いですね。迷うなあ。確かに、天体専用に9万円(ASI294MC)かけるというのも、と思っていたのです。望遠レンズだけ中古にする手があるんですね。一眼のレンズにはとても高い印象がありました。
NEWポラリスは載せ替えが大変な部類なんですね。ちょっと赤道儀の買い替えは考えていませんでした。
反射望遠鏡ですか。不器用な僕に使いこなせるか心配ですが、確かに今の画像はシャープさに欠けるとは思います。SkyWatcherのAZ-GTe 130pは安価ですね、惹かれます。
うーん、迷います。玄さんのプランにも引き寄せられます。
何を優先にしたらよいのか、まだ迷っている次第です。
アドバイスありがとうございます。ポチリヌス菌、気を付けます。(笑)慎重に考えますね。