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最近の惑星撮影の状況
2021年11月21日以降の惑星撮影の状況は、お世辞にも良い結果を出せていません。
管理人が撮影する惑星は、金星、木星、土星ですが、ほんの一部を除くと、大した画像を得ることが出来ていません。
それでも、中には、まずまずの出来の画像もありました。
今回そのご紹介です。
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる彩度、色温度等補正
その他:UV/IRカットフィルター使用
金星の撮影
金星は、アイピースを覗いても、画像にしても、模様は見えません(当たり前か)。
美しいシルエットを楽しむものです。
しかしそれを阻むものがシーイングです。だいたい金星は、低空にあるところを撮影するので、いつも川底にあるような姿のピントを合わせないといけません。
それでも今は、金星が三日月型のため、そのエッジを使って何とかピント合わせが出来ます。
ほとんど勘ですけどね。
2021年11月28日の金星
金星は、この静かな感じが好きです。三日月のシルエットが何とも言えず美しいです。
木星の画像
ピント合わせとの戦いの決着が尽きません。シーイングがほとんどの観測日に良くないことも影響しています。
それでも、何とか良い画像になるように努力しています。
努力が実るかどうかは運次第です。
2021年11月24日の木星
これも優しい感じの画像が出来上がりました。
しかしここのところは、このレベルが限界です。大赤斑、暗斑が確認でき、赤道帯の上にも縞模様が確認できますが、全体的に薄い。
おそらく、もう一歩ピントを追い込めるはずなのです。惜しい画像です。
2021年11月28日の画像
普段はこんな感じです。今一つピントが合いません。
それでも赤道帯の上に縞模様が確認できます。
ここに大赤斑があれば、その濃さをとっかかりにしてピントが合わせられるし、木星らしい画像になるのですが、大赤斑中心の生活をするわけにもいかないですしね(^-^;
土星の画像
2021年11月28日の土星
これはもうなんか、ギリギリ合格点といった感じです。
カッシーニの間隙がはっきりせず、本体模様もはっきりしない、はっきりしない尽くしの画像です。
11月21日以降、このような出来が続いています。
まとめ
今回は、前回の惑星関連記事と比べると、大赤斑がついてきた分、見栄えが良かったようですが、どっちもどっち、という感じです。
びしっとピントの合った画像が撮れるのはいつの日になるか。。。
もう、会社から帰ると、土星はかなり西によっているし、木星も、夜比較的早い時間でも、西に沈みかけます。
早く良い画像を得なくては、と焦る日々です。
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