【2020年おすすめ天体ショー】6月初めまでの木星の近況

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木星面では北赤道縞(NEB)の拡張活動が続いているとのことです。体系Ⅱ=70~180°の区間では、ベルトが北へ広がって幅広くなっていて、ベルト内部には拡張時特有の大きな明部が2つ存在し、5月は主要部分の拡大が鈍ったように見えましたが、拡幅のきっかけとなった領域が木星面を一回りして、再びこの領域にかかり始めています。拡幅の第2ラウンドが始まるかもしれないとのこと。

大赤斑は濃いオレンジ色で、前後にブリッジや小暗部を伴っています。経度はⅡ=333°で停滞中です。5月もフレーク活動が数回あり、特に21~24日にはメタンブライトな赤いひげ状のフレークが発生し、後方の南赤道縞南組織(SEBs)へと拡散していく様子が観測されたとのことです。

大赤斑の後方、Ⅱ=351°に目立つ暗斑が存在します。南温帯縞(STB)の新しい暗斑です。5月後半、大赤斑の前方でも暗斑がみられるようになりました。これも後方の暗斑と同様、昨年あったフィラメント模様が変化したものとのことです。

2020年5月31日、前方の暗斑内部にメタンブライトな小白斑が現れました。翌日には淡くなってしまいましたが、6月3日に再び明るくなりました。2018年にSTBGhostがベルト化する際に見られた白斑とよく似ているとのことです。

※木星は固体表面を持たないため、緯度の基準となる点がありません。そのため、便宜上、体系I、体系II、体系IIIの3種類の緯度システムが定められています。
体系I : 赤道付近の低緯度の模様に適用
体系II : 中緯度から高緯度の模様に適用
体系III : 木星内部の自転周期とされている

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