経緯
最近の悩みとして、どうしても口径100mmの望遠鏡の実力を発揮させていない、というのがあります。
主に木星と土星のピントの面です。追い込み切れていないんですね。
もちろんここのところは、曇り模様でクリアな夜空ではないという言い訳はできますが、納得はいきません。
ビシッとピントの合った木星と土星を目指して、観測・撮影を続けています。
撮影結果
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用
木星 2021年9月24日撮影
木星は、大赤斑や、ガリレオ衛星の影が見えると、幸せな気持ちになります。とても得した気持ちにもなりますし。
今は、名古屋市科学館のwebサイトをまいくろさんが見つけてくれて、大赤斑の出現を予測できるようになったので、大赤斑に遭遇するラッキーさは薄れたかも(笑)
しかし、大赤斑を見ることのできた幸せ感に変わりはありません。
今回、大赤斑が見えているのは良いですが、ピントが甘いです。
木星のピントは、赤道帯の色が一番濃くなり、加えて南熱帯付近の縞模様が濃くなるところを狙います。
それでも、外してしまうことが多いです。
土星 2021年9月25日撮影
土星は、カッシーニの空隙、本体模様が二本見える画像が、管理人の求める合格点です。
これがなかなかうまくいきません。
カッシーニの空隙は見えるのですが、本体模様の二本目が壁になっています。
夏ころにはそういう写真が撮れたこともありました。
だから、きっと、本体模様二本、撮れるはずなんですが。
なお、土星のピントは、カッシーニの空隙が見えたところですが、最近、FireCaptureの画面では全くカッシーニの空隙が見えたことがありません。仕方なく、画面上、土星全体が一番小さくなったところを目安にしています。
↓2021年8月3日撮影 今のところのベストショットです。
↓2021年9月25日撮影 発色はこちらが優しい感じで好きなのですが、悔しいけど、↑の写真にシャープさで負けます。発色は↓でシャープさが↑の画像を撮りたいです。
まとめ
晴れた夜は、木星か土星を必ず撮影するシーズンになりました。
両星が、管理人の家の前の公園の木立を越えてくる時間帯もちょうど良い時間となりました。
昨年から今年にかけて、木星と土星は、火星も含めてでしたが、ピント論争が沸き上がりました。
決定打のない方法をあーだこーだと考えていました。
今年も決定打はないのでしょうが、一生懸命ピントを追い込むつもりです。
その前に、シーイングの良い夜空、プリーズ!
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