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【天体画像振り返り】2022年6月以降でよく写った惑星・月の画像

惑星に関する情報
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はじめに

本年は、出だしから惑星がよく写った年でした。シーイングがまだ良い状態だというのが一番大きいですが、よく写って気分が良いです。
一度良い画像が出来ると、次の撮影に自信をもってピントを合わせられます。
ここ数日は天候不順が続き、面白くないですので、今回は、過去の、よく写った画像を振り返ります。
ついでにと言っては何ですが、月の画像も、お気に入りを添付します。

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画像の振り返り

[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:FireCapture2.6で撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、Image Composite Editerでモザイク合成(月のみ)
使用フィルター:UV/IRカットフィルター、(×0.5レデューサー月の全体画像のみ)
撮影場所:自宅ベランダ

木星

7月31日撮影

まだこの画像を超えることはない、本年の木星です。
大赤斑から、白斑から、大赤斑の周りの嵐やら、本当によく写っています。大赤斑があるとこれだけのピントを出せるのです。

Shutter=6.500ms、Gain=265 (44%)、Histogramm=99%

土星

6月27日撮影

カッシーニの空隙、本体模様、よく写っています。本体に複数の縞模様が写ると幸せな気分になります。

Shutter=8.000ms、Gain=380 (63%)、Histogramm=81%

8月2日撮影

下から見た土星。やはり表面の縞模様が写り、カッシーニの空隙が写っています。下からの土星を撮影するのは生まれて初めてだと思います。

Shutter=8.000ms、Gain=422 (70%)、Histogramm=99%

火星

6月30日撮影

この画像を撮影してから、そこそこの時間が経ちますが、まだこれを超えるものはありません。
拡大すると、北極冠と表面模様が写っています。

Shutter=3.722ms、Gain=250 (41%)、Histogramm=46%

↓拡大版。ここまでピントを合わせたのが奇跡としか言えません。まだ豆粒状の火星でしたので。

7月22日撮影

月はいつでもそうですが、穏やかな気分にさせてくれます。大好きな虹の入江が良いところにあり、良い加減で陰影が分かります。

Shutter=0.242ms、Gain=249 (41%)、Histogramm=96%

8月15日撮影

Image Composite Editerでモザイク合成したものです。
満月の日は曇っていて、完全な満月のモザイク撮影にならなかったのです。
危難の海にジーっと目が行きますね。

Shutter=4.430ms、Gain=20 (3%)、Histogramm=42%

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まとめ

今惑星シーズンはとても良い滑り出しです。これで、未明には土星が公園の木立を越えてきますから、観測・撮影がし易くなります。
木星・火星も、もう一息です。
そうしたら、惑星を撮影しまくりたいと思います。

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