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【天体観測】新鏡筒SV503 102ED、ベランダデビュー結果

天体撮影に関する事項
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関東甲信地方の梅雨明けの勢いで

管理人の住む東海地方は梅雨明けしていません。
何故か、関東甲信地方が先に梅雨明けしましたね。
でも、その勢いで、ついに新鏡筒SVBONY社SV503 102EDを初めてベランダに出しました。
2021年6月17日の納品後長い期間を要しました。

新鏡筒を載せたNEWポラリス赤道儀はとても重く、ベランダに出すのにかなり苦労しました。
バランスウェイトで2kg、鏡筒本体で1kg、重くなるわけです。

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天気は・・・

天気は、大きな雲が速いスピードで飛んでいた夜空でした。
というわけで天体の撮影までは至りませんでした。次から次へと雲が波状攻撃をかけてきましたので・・・
東海地方も梅雨明けしたら、完全に晴れた夜がやってきます。
もう一息の辛抱です。

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極軸の設定

これまでは北極星の見える室内から極軸を正確に合わせることが出来ましたがー天気のせいでほとんど出来ていませんでしたがーベランダからは北極星が見えません。

ドリフト法を使用

南天の子午線付近の星しか見えず、東から昇る星が見えませんでしたので、高度の調整が出来ませんでした。
↓子午線付近調整中。

結果のところ、極軸の設定には失敗です。

Polar Scope Align Proを使用

早く、SharpCapの極軸設定と、Polar Scope Align Proの結果の比較をしたいのですが、まだ出来ていません。

したがって、Polar Scope Align Proの真価は未知数なのですが、結果としては、今回は使えませんでした。
つまり十字マークを中心に入れても、星は止まりませんでした。
DIYしたiPhone格納装置の磁気の影響でしょうか。iPhoneの設置の問題でしょうか。

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偏角と緯度を使用

管理人の住んでいるところは、真北に対して、コンパスの指す北が、西に7°10′ずれています。
そこで、iPhoneのコンパスアプリで、東西を調整しました。
これとて、望遠鏡自体の磁気の影響を受けているので、ズレは仕方ないと思います。

しかも、赤経軸の後ろにiPhoneを押し付けての計測、ズレのネタは尽きません。
そして、高度は、自宅の緯度に調整。これもiPhoneの分度器アプリを使いました。

その結果、比較的小さい追尾誤差に収まりましたが、まだ撮影には堪えない品質かもしれません。

これから、本格的なベランダ天体観測シーズンに向けて、極軸調整の壁が立ちはだかります。

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ベランダデビューの成果

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス赤道儀、SVBONY社SV503 102ED D=102mm・F=714mm・F値7、EDレンズアポクロマート、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、
撮影:SharpCap 3.2 (64 bit)
撮影場所:自宅ベランダ

雲をとおして、スナップショットを撮りました。ここは赤経18h49m、赤緯-19°19′。

ここを起点にして、たて座散開星団M26を捉えようと思いました。
こうでもしないと、雲のせいで、基準恒星が見えないのです。

結果は、導入は一発で成功しましたが↓撮影に入ろうと思った時には、すでに遅く、夜空は雲に覆われていました。残念。
まあ、もともと極軸設定の精度が低いので、撮影には堪えなかったかもしれません。

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まとめ

久しぶりのベランダ天体観測は、何だか懐かしい感じがしました。

惑星を追いかけていた日々と、DSOを追いかけていた日々と。撮影基地の設営。
たった一カ月間の梅雨で、こんなノスタルジックな気持ちになるなんて。

今後の課題は、何といっても極軸設定です。Polar Scope Align Proも使えなさそうだし、やはりドリフト法しかないかなあ。

しかし、Polar Scope Align Proもまだ答えは出ていない(磁気の問題をそのままにしている)ので、いろいろやってみようと思います。

ベランダに座って天体観測、やはりリラックスできます。暑くなってきましけどね。

ベランダ天体撮影の最初のターゲットは、今回もう少しのところで撮影できたかもしれない、たて座散開星団M26にします。

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コメント

  1. まいくろ より:

    >>管理人の住んでいるところから見る真の北極は、
    >>コンパスが示す方向から西に7°10′ずれています。
    (改行位置変更)

    重箱の隅をつつくようで申し訳ありませんが、日本付近では、真北(≒北極星の方向)に対
    して、磁石の指す北(磁北)が「西に」ズレています。従って、コンパスの指し示す方向か
    ら、東へ 7°10′向きを変えることになります。 ご確認ください。

    • まいくろ より:

      【補足】
      ・所有している個体がたまたまダメなのかもしれませんが、iPhone のコンパスアプリの
      「北」は信用していません。(設定→コンパス→「真北を使用」を ON に設定してますが、
      表示にばらつきが多いため。) ロケ先の日中等では、私は、磁北はアナログで調べます。
      ・天の北極が見えない我が家のベランダでは、ステラナビゲータ等で輝星の南中時刻を調
      べ「真南」の方角を決定しています。そもそも極軸の精度を追求するような使い方をして
      いないので、参考にならないですが…。

      • sanpojin より:

        まいくろさん、、ありがとうございます。

        確かにiPhoneの表示はばらつきが大きいですね。極軸の方向を定めるには不向きですかね?
        アナログ式に真南を決めるんですね。ちょっと研究して見ます。確かに真南の星を捉えれば、イコール東西調整の成功ですもんね。とても参考になります。

        アドバイス感謝します。これからもよろしくお願いします。

    • sanpojin より:

      まいくろさん、ありがとうございます。

      勘違いしてました。東へ7°10分は動かしたんですが、磁極が西にずれている点を勘違いしてました。記事を修正します。
      気づかせてくれてありがうございます。

      いつもありがとうございます。

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