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【天体撮影】SharpCapで一度設定した極軸が設定直後にずれている?

天体撮影に関する事項
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経緯

梅雨のさなか、厚い雲が恨めしい・・・
それでも昨夜は、きれぎれに夜空が弱弱しくもみえていたので、望遠鏡をセットしました。

そして、SharpCapの極軸設定で少し気になる現象に出会いました。極軸設定して撮影して、練習としてもう一度極軸設定をした時に、ちょっとユーレイ的な現象が起きたんです。

問題は、極軸設定の賞味期限です。これを考えはじめると、管理人の撮影が根本からくつがえります。

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極軸設定から撮影、そしてまた極軸設定

まずSharpCapで極軸設定

厚い雲、薄い雲に遮られ、星をなかなかつかめず手間取りましたが。「GOOD」までたどり着きました。

そして撮影 はくちょう座網状星雲

とてもハードルの高い天体を撮影しましたが、案の定、なにも写りませんでした。途中から完全な曇になりましたし。
露出8秒間、総スタック時間368秒、GAIN380。

そして再度極軸設定、賞味期限切れか

ここで画面コピーしておけばよかったと後悔しましたが、この時起こったのは、上記撮影後、SharpCapで極軸設定しなおしたら、最初は「GOOD」で、最初の状態が維持されていました。
誤差の数値もほぼ同じ。祝着至極

ところが、しばらくしたら、急にズレの数値が変わり、POORになってしまいました。4′くらいの誤差だったかと。SharpCapの極軸設定には賞味期限があるのでしょうか。
管理人はSharpCapには手を付けていません。勝手に誤差が発生してしまいました。

極軸設定は最初からやり直しているので、SharpCapが数値を覚えてしまっているとは考えにくい。
なんなんでしょうね。

撮影したのは、GOODな極軸設定なのかPOORな極軸設定なのか

管理人の自動追尾の精度はあまり高くなくて、SharpCapで極軸設定しても、それなりの誤差が出ます。
今のところはモータードライブ(35年前のもの)の劣化による追尾精度の低下が原因としています。
↓の記事のように、極軸設定は良好でも追尾誤差がそれなりに出ることがあります。
もしかすると、極軸設定したての状態で撮影をしていない可能性があります。
↓の記事の環状星雲は、ずれた後(賞味期限切れ後)の極軸設定で撮影してしまっているのかも・・・

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まとめ

もし、極軸設定に賞味期限があるなら、とても困ったことになります。
一度設定した極軸を再設定してしてから撮影するということになると、永遠に、どの極軸設定を使って撮影されたのか分からず、当然のことながら、POORな設定に運悪く当たった場合、追尾誤差は大きくなります。
もっとも、そんなことをして撮影していたら、手間と時間のはなはだしい浪費です。

まだ何度もテストして検証しないとわかりませんが、ちょっと藪に入ってしまったようです。
ただし、もしかすると、管理人のモータードライブの追尾誤差の謎を解くカギになったりして。
もっとも、パソコンのことです、エラーが出ただけのことかもしれません。

テストするにもしばらくは曇りか雨みたいです。
歯がゆいです。

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[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック。IR/UVカットフィルター使用
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)ヒストグラムで炙り出し。GIMPでノイズ軽減。
撮影場所:自宅

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