目次
概要
ステラリウムを使うようになって、多くのDSOに愛称がついていることを知りました。
ユーモラスなものから、真面目な感じのものまで、いろいろとありますが、何と言っても面白いのは、愛称と本体の関連性が全く見えないものが多いことです。
今回は、最近撮影した中で、面白い愛称のついたDSOをまとめてみたいと思います。
愛称が面白い星団・星雲一覧
はくちょう座散開星団NGC6819「The Foxhead Cluster(タコ星団)」
星団自体は、なかなか美しいのですが。タコの形は、どう眺めても捉えられません。
昔の人は、どこを捉えて、「タコ」としたのでしょうか。
ジーっと見つめるとタコに見えなくはないのですが、「タコ」と言われないと無理です。
はくちょう座の散開星団NGC6811「星団の穴」
記事にも書いた、アニメに出てくる悪役レスラー養成所を思い出して、少し吹いたのでした。
命名者がそのアニメを意識したことは無いと思いますが、せめて穴くらい空いていてほしいです。残念ながら、確認できません。
ケフェス座の散開星団IC1396「Elephant’s Trunk Nebula」
象のトランク?かなり期待させる名前ですが、残念ながら、その形は浮かび上がってきません。象の姿も浮かび上がってきません。
命名者はどの線をたどって象を形作ったのでしょうか。
ケフェス座の散光星雲NGC7380「The Wizard Nebula」
単純に訳すと「魔法使い星雲」。
ほうきに乗った魔法使いでも浮かび上がりますかね?
よーく見ると、ほうきの形に見えないでもないですが、少し無理があります。
こぎつね座の散開星団NGC6940「モスラ星団」
モスラと言えばゴジラ、怪獣映画の中の登場怪獣。
命名者がそのモスラを想起したかどうかは可能性が低いですが、「モス」というのは「蛾」のことで、蛾を思い浮かべてみてみると、蛾が羽を広げているように見えないことはありません。
りょうけん座不規則銀河NGC4449「The Box Galaxy」
名付けて「箱銀河」。撮影スキルも低いので、その形が浮かび上がらないのかもしれませんが、どこをどう見たら箱に見えるのか。
眼を細めて見ると、箱に見えないことは無いですが、ちょっと苦しいです。
おおいぬ座散開星団NGC2367「チャーリーブラウンのクリスマスツリー」
管理人の記憶では、これが一番愛称と形状がマッチしていました。
チャーリーブラウンがクリスマスに持ってきたショボいクリスマスツリー。
しかし、それには深い意味がありました。
クリスマスツリーの形をした星団に、チャーリーブラウンを冠するあたり、洒落ていますね。
まとめ
星雲は百歩譲って、銀河・散開星団は命名が難しいのではないのではないか、無理があるのではないかと思った次第です。
チャーリーブラウンのクリスマスツリーを除いて・・・
しかし、命名者は心を込めて名前を与えたに違いありません。そのDSOを眺めた時に心に浮かんだ何か、それを夜空に浮かぶDSOに与えたかった・・・そう考えると、ロマンチックでもあります。
そんなことを考えながら、これからも愛称がユーモラスなDSOを追い続けたいと思います。
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