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【天体観測】はくちょう座の散開星団NGC6811「星団の穴」を撮影。(手動コンポジットの練習と兼ねて)

星雲・星団・銀河に関する情報
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撮影に至る経緯

手動コンポジットとは、ライブスタックでないコンポジット法のことです。(管理人としては)
昨夜は、ベランダから狙いやすい、北東の散開星団の撮影を狙っていました。
選定基準は、愛称が面白いことと、そこそこ大きな散開星団であることです。
しかも基準恒星はこと座のベガにするつもりでしたので、その周辺で。

ありました。

はくちょう座の散開星団NGC6811「星団の穴」です。大きさも15′あります。
星の数も100以上。
十分です。

思い出したのは、昔のアニメに出てくる「虎の穴」。リング状なのでしょうか(笑)
あと、星団に穴が開いているとは、どんな形状なのか、興味がわきましたので、目標天体としました。

↓虎の穴を追尾・撮影するビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED

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撮影・撮像の経過と結果

恒星のピント合わせ

昨夜、手動コンポジットで、散開星団の星の形が平板というか紙ぺらみたいだったのは、ピント合わせをしなかったからかもしれないと思い、昨夜はちゃんとピント合わせを行いました。

まずは、バーティノフマスクを使って目分量でピントを合わせ、仕上げにSharpCapのピント合わせ支援機能を使って行いました。計測に使ったのはアルクトゥルスです。
その結果が↓のようです。ここまでグラフが平坦になった段階でピント固定しました。

↓このくらいまで追い込みました。

↓アルクトゥルスです。

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定の状況

いつもどおり慎重に、excellentを目指して、極軸設定を行いました。
SharpCapの極軸合わせ支援機能を使いました(他に方法がない)
設定誤差16″まで設定誤差を追い込むことが出来ました。

自動追尾の状況

一時間の撮影でしたが、ほぼ追尾誤差は無く、満足のいく精度でした。
最近調子が良くて嬉しいです。

基準恒星と目標天体の導入

先に書いたように、今が旬(ベランダから見やすい)のこと座のベガ(等級0.00、赤経18h36m、赤緯+38°47′)を基準恒星にしました。デネブ(等級1.25、赤経20h41m、赤緯+45°16′)も考えられましたが、まだ高度が低く、捉えにくかったので、外しました。

目標天体NGC6811「虎の穴」は、赤経19h37m、赤緯+46°23′。
まずまずの距離で、2回のトライで画角への導入が出来ました。
2回だからexcellentですね。

↓ベガです。

撮影・撮像の経過と結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN100、30秒間のフレーム120枚を撮影・DeepSkyStackerによるコンポジット(うち120枚コンポジット)・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPによる色レベル調整・明るさコントラスト調整・トーンカーブ調整
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年5月29日日曜日

撮影の結果

GAINが100と、低いのは、200近くになるとヒストグラムが右に張り付いてしまうからです。普通の散開星団なのに変です。
結局100まで下げる結果となりました。フレームとしては100で十分の明るさでした。ヒストグラムも真ん中あたりに落ち着きました。

そして今回も、紙ぺら星が舞う可能性大・・・とにかくコンポジットには成功しました。すべてのフレームがコンポジットされました。

撮像の経過と結果

GIMPによる色レベル調整と、FlatAideProによるフラット画像の作成

まるで、紙吹雪のようですね・・・ここまで炙り出せるのですから、良い星像になってほしいのですが。
そのうえで、この画像をベースにフラット補正をしました。

↓フラット補正後。あまり変わりませんね。

GIMPによる色レベル・明るさコントラスト・トーンカーブ調整

この辺りが限界のようです、宇宙空間ぽく色を黒くして、星らしくコントラストを上げて、トーンカーブでほんの少しずつ青・赤・緑色を足してやりました。これにて完成です。

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まとめ

今回も紙吹雪感満載の散開星団となりました。多分、自然な色が付けば良いと思うのですが、今回はDeepSkyStackerが吐き出した画像も色はついていませんでした。

いっそのことフレームはPNGファイルの方が良いということ?非圧縮の方が良いのでは?
まだまだ学ぶべき点があります。

星団の穴、開いていませんでした。

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