2020-07

天体観測情報

京大など、スーパーフレアを検出 最大級の太陽フレアの20倍程度

京都大学は2020年7月10日、活動的な星であるしし座AD星から、最大級の太陽フレアの20倍程度となるスーパーフレアの検出に成功したと発表しました。フレアは、太陽表面でフレアが発生すると、通信障害等の甚大な被害を地球に及ぼします。観測史上最大級の太陽フレアの場合、1~2兆ドルの被害が生じると予想されています。
天体観測情報

H2Aロケット打ち上げ成功、36回連続…UAEの火星探査機を軌道に

アラブ首長国連邦の火星探査機「ホープ」を搭載したH2Aロケット42号機が種子島宇宙センターから打ち上げられました。打ち上げ事業者の三菱重工業によると、打ち上げは成功しました。H2Aの打ち上げ成功は36回連続で、成功率は約97・6%になりました。
惑星に関する情報

【7月おすすめ天体ショー】明け方の空に水星から海王星まで全て一度に見える

2020年7月26日ごろまで、明け方の空に水星から海王星まで7惑星が全部見えます。一度に全惑星を眺めることができるという珍しい機会です。機材と時間の許す方、是非見てみてくださいね。天気も良くなりますように!
天体観測情報

地球接近天体の捜索

地球に接近、または地球をかすめる天体、またはそれ以上、衝突するような天体を監視・発見するのが目的の捜索が世界各所で行われています。これからは非常に大規模、高性能なシステムによって未知天体の多くが素早く発見されるようになるでしょう。
天体観測器具レビュー

35年経過したモータードライブは使用に耐えるのか

35年経過した赤道儀モータードライブの追尾に誤差があるように思えたので、月を使ってテストをしてみました。結果は多少追尾誤差があるようでしたが、極軸合わせの問題なのかモータードライブのの問題なのか分からなかったので、再度極軸をしっかりセットして再テストしたいと思います。
惑星に関する情報

巨大惑星の衛星の数の多さについて

木星と土星の衛星数はなぜ多いのでしょうか。周惑星円盤から同時に「形成」される、(木星型惑星のみ)、その大きな質量、重力をもって近傍を通過する天体を「捕獲」することによって衛星を増やしていきました。
惑星に関する情報

水星、2020年7月23日に西方最大離角に

水星が2020年7月23日に西方最大離角になります。高度は東の20.13°、光度0.3等、視直径7.7″。金星と比べると地味ですが、夏場の気流の良さが味方して、小口径望遠鏡でも、半月状に欠けた姿がよくわかると思います。
流星に関する情報

火球は「習志野隕石」として登録申請へ 「『君の名は。』みたい」「被害がなくてよかった」などの声

関東で観測された火球は隕石として習志野市に落下していたようです。落下物は二つ発見され、連絡を受けた国立科学博物館が、2つの隕石のガンマ線測定を行なったところ、宇宙線により生成する放射性核種を検出し、これらより最近落下した隕石であることが確認されました。
惑星に関する情報

火星が準大接近に向けて着々と接近中です。

火星が地球に接近中です。南東の空の30°くらいの高さに、赤い火星の姿が目に入ります。なるべく夜更かしした方が高度が得られそうです。2020年7月の火星の位置は、南東の高度30°くらい。現在うお座とみずがめ座の間付近に輝いていています。
天体観測器具レビュー

続 屈折望遠鏡口径100mm比較

ビクセン社のSD103S、高橋製作所のFC-100DC、FC-100DZを比較しました。実機で観測していないので何とも言えませんが、値段重視ならSD103S、性能重視ならFC-100DZだと思います。