2020-07

天体観測器具レビュー

屈折望遠鏡口径100mm比較

ビクセン社と高橋製作所の口径100mmの屈折望遠鏡を比較しました。能力的にはそれほどの差はないと思われますが、赤道儀を含めて考えると、ビクセン社が価格的に優位に立ちそうです。しかし、高橋製作所製の方は特筆すべき軽さでした。
流星に関する情報

7月の流星群

みずがめ座δ流星群の南群と北群、やぎ座α流星群、ペルセウス座流星群極大に注目。主体はみずがめ座δ南群、この群だけでδ複合体の半分を占めます。これにみずがめ座δ北群とみなみのうお座群が加わり賑やかになりそうですが、高度が低いことが心配です。
小惑星に関する情報

小惑星パラス、衝

小惑星パラスが衝になりました。小惑星帯には4大小惑星がありました。その中のケレスが準惑星に分類されたため、次に大きい小惑星パラスが小惑星帯最大の小惑星となりました。コースはわし座の尾を包み込むように移動します。
惑星に関する情報

月が、金星、水星に最接近

金星は、7月17日17時15分(―4.5等)に2°43′まで、水星は7月19日15時16分(0.9等)に3°33′まで、それぞれ再接近します。先月に続いての最接近です。両星ともに、かなり明るくなりました。
恒星に関する情報

7月の星食の状況

木星及び月、小惑星による星食があります。木星は天の川の縁の恒星に向かい、干潟星雲の星食もあります。トロヤ群に属するParisによるへび座の星の食があります。
惑星に関する情報

木星、土星が、相次いで衝

太陽系で1,2番目に巨大な木星と土星が相次いで衝になります。今回高度は低いですが、真夜中ごろに南中し、ほぼ一晩中見えますから外惑星観望の好機です。木星の縞模様や大赤斑、土星のカッシーニの隙間を狙いましょう。
天体観測器具レビュー

STARGAZE製 太陽観測専用望遠鏡 CORONADO P.S.T.

STARGAZE製のCORONADO P.S.T.は、彩層現象の観測ができるところが強み。それだけに価格が高い。普通の望遠鏡に減光フィルターを付けただけのようなソーラークエストは、気軽に安全に太陽観測ができるところを狙っている。
惑星に関する情報

月が、天王星、海王星に接近

月が、7月10日に海王星に、7月14日に天王星に最接近します。月光の影響で暗い天王星、海王星は見づらくなり、明るさのバランスが悪すぎてランデブーにはなりにくいですが。
恒星に関する情報

変光星観測の魅力って何だ(2020年7月8日追記あり)

変光星の観測によって地球と天体の距離がわかります。星の進化や性質、ひいては宇宙の仕組みまでわかることになります。連星で隠れて変更したり、自らの高度によって変光星となるものもあります.。食変光星,脈動変光星,爆発型変光星,激変星等に分類されます。
彗星に関する情報

NEOWISE彗星C/2020 F3への期待は大きい

2020年に発見されたNEOWISE彗星C/2020F3が、肉眼でも見えるマイナス等級ほどの光度になって地球に接近してきます。7月上旬には明け方の空低く、7月中旬には夕方の空、観測しやすい高さに見えてきます。分裂したATLAS彗星のリベンジなるか。