【天体観測】ふたご座のNGC2420「Twinkling Comet星団」を撮影してみた

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撮影に至る経緯

昨夜は、例の天文ガイドの付録ポスターとは違ったDSOが撮影したくなり、ステラリウムで物色していました。冬の散開星団は昔撮影したことがあるものが多く、撮影したことのないまっさらな散開星団を探しました。

ベランダからの撮影もしやすいDSOを見つけました。
ふたご座の散開星団NGC2420です。
「Twinkling Comet星団」という愛称がつけられています。輝く彗星のような星団・・・素晴らしい。
どんな形をした散開星団なのか、とても楽しみにして、撮影への準備を開始しました。

↓ Twinkling Comet星団を追尾する、スーパーポラリス赤道儀、モータードライブMD-6、SV503 102ED

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撮影の経過と結果

恒星のピント合わせ

作業の新鮮さを保つために、なるべくいろいろな星を使って行いたいです。
昨夜は久しぶりに、ぎょしゃ座のエルナトを使ってピント合わせをしました。

↓ピント合わせ前のエルナト。やはりピントはズレています。この撮影の前に月を撮影しているのですが、やはり恒星のピントは月のピントとは微妙に違うような気がします。

↓バーティノフマスクをかけてみました。やはり明らかにピントズレです。これをフォーカスノブで調整して・・・

↓のような恒星の状態になりました。ほぼピッタリでしょう。これでピントは固定です。

↓ピントの合ったエルナト。細かい星までよく見えています。

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定の状況

いつものSharpCapのPolar Align機能を使い、極軸設定をします。散開星団ということで、あまり長いスタック時間をとるつもりはなかったのですが、やはり、気になるので、しっかり極軸設定をします。
その結果19″の設定誤差まで追い込め、「Excellent」をSharpCapからいただきました。
最近では「Excellent」をいただかないと気がすまなくなっています(^-^;

自動追尾の状況

「かなり」が付くほど、追尾誤差の少ない自動追尾で、安心してみていられました。幸せな撮影時間でした。
その結果、65分52秒のノータッチライブスタックに堪えてくれました。いったいどこまで使えるのか、管理人の愛機(スーパーポラリス赤道儀、赤道儀、モータードライブMD-6)たちは。

基準恒星と目標天体の導入

目標天体Twinkling Comet星団(等級8.30。赤経07h39m、赤緯+21°31′)は、ふたご座本体からは少し離れています。
そうなると、おのずと、基準恒星の候補は限られてきます。
昨夜は迷わずふたご座のポルックス(等級1.15。赤経07h45m、赤緯+28°01′)に決めました。周りには全く星が見えないのです。
ポルックスから Twinkling Comet星団 へは、あっという間。
ギリギリではありましたが、一度目のトライで、 Twinkling Comet星団のアングル導入に成功しました。アングルのほんの隅への導入でしたが。

撮影結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
画像編集:画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによる色強調
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ

露出8秒間、総スタック時間3952秒(65分52秒、リアルタイムダーク補正使用)、GAIN220。
で、撮影しました。
しかし、今回の撮影では、謎のゴーストと被りのようなものに妨害されていました。
かなりライブスタックが進んだ段階で炙り出し試験をしていて判明したので、後戻りはできませんでした。
左下の穴のようなもの、左方向から中心のTwinkling Comet星団を襲ってくるような被り。なんなんでしょうね。
星団そのものは、Twinkling Comet星団の名前のとおりとまではいかず、輝く彗星には見えませんでした。被りがなければ結構奇麗だったのに残念です。

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まとめ

今回は、被りのようなものの影響を強く受けてしまい、ちょっと残念な結果になりました。
せっかくTwinkling Comet星団なのに・・・

なお、左下の穴のようなもの、これは埃だったようです。撮影終了後、カメラやらフィルターやらにブロワーをかけて、異なる空の方面をライブスタックしてみましたが、穴は消えていました。
被りの原因は分かりません。

まさかカメラの故障なんて言うことはないでしょうね。無いことを願って、次回の撮影でそれを証明したいと思います。

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