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【天体観測】かみのけ座渦巻銀河M88を撮影しました。

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ねらい

おとめ座、かみのけ座がどんどん南にせり出してきて、撮影できるDSOが一気に増えてきています。
何度も書いているのですが、管理人のうちの近くには公園があって、その木立が高く、それを越えてこないと撮影できないのです。

昨夜はすっきりと晴れました。
ここ数カ月でも、絶好の観測日和の部類です。
さて、何を撮影しようかかなり迷いましたが、かみのけ座の渦巻銀河M88に決めました。
根拠はなくて、星図を見ていて、かみのけ座付近で最初に目が付いた、というところでしょうか。
ほんとは、ちゃんとリサーチして、自分の好みの形をしたものとかで決定したいところですが、なにせ対象天体の数が多くて・・・
一応Wikipediaで調べたところ、M88も良い形をしていましたので、最終的に目標天体と決めました。

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撮影結果

空気が澄んでいたせいもあるのか、ライブスタックはとても順調に進み、今回40分の撮影に臨みましたが、無視されたフレームは10個程度。あっという間に撮影終了です。
こういう楽な撮影は最も楽しいですが、スタックが一進一退で進む撮影もまたどきどきして楽しいかもと、調子のよいことを考えました。

撮影前の極軸設定のチェックに、一昨日も使ったiOSアプリ「Polar Scope Align Pro」ですが、今回も使いました。
そしたら、40分の撮影でも、追尾誤差がとても小さかったんですよ。
やっぱりこのソフト、使えるかもしれません。
今は、管理人の細工能力の限界から、東西方向のみの調整になっています。細工のできる人は、iPhoneを極軸に取り付けて、高低の調整までできるようにするんだろうなあ。
不器用な管理人が恨めしいです。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)ヒストグラムで炙り出し。GIMPでノイズ軽減。トーンカーブ補正。
撮影場所:自宅ベランダ

実はライブスタックに入るには、少し試行錯誤があって、GAIN400で始めたのですが、スタックされませんでした。GAINを上げてもダメでした。
そこで、逆にGAINを下げて、背景を鮮明にしたら、一気にライブスタックが進み始めました。
SharpCapが恒星を掴みやすくなったということでしょう。
GAINは360にしましたが、少しもったいない気持ちでした。

露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN360。
わずかに渦巻のようなものが見えないではないですが、少しこの天体は難易度が高かったようで、白い雲状に写りました。
渦巻が見たかったですが、まあ、追尾誤差も少なく、撮影がとても良い具合に進んだので、これは成功とします。

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まとめ

やはり、天体観測を楽しむには、しっかり下調べをして、だいたいどんな形状なのかまで調べてから始めるのが大切ですね。
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ただし、今回のように、思っていた形状とは違った風に写ることは避けられません。
といいますか、望遠鏡のスペックのこともあり、思った形状で写らないことの方が多いかもしれません。これまではうまくいきすぎだったのかも。
しかし、感動することも多いと思われ、これからもDSOの世界に浸かろうと思います。

iOSアプリ「Polar Scope Align Pro」、かなり使えそうな予感です。
今夜も晴れたら、使ってみようと思います。

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