目次
概要
昨夜も晴れて天体観測日和でした。惑星の画像の撮影をするべく、撮影基地を設営しました。
木星
まずまずの画像が撮れたのですが、やはりシーイングには勝てないところがあります。
評価としては、そんな中でよくできました、なのですが、もう少しピントを追い込めたかなあ。
大赤斑がある割にはピントが甘いのは、大赤斑が薄くなってきているからでしょうかね。
それでもまだ木星は大赤斑があるだけよいです。
土星
これが一番ピント合わせに苦労した惑星です。どう合わせてもカッシーニの空隙が見えず、本体模様もほとんど見えません。
エッジでピント合わせしろとか言われますが、もうその方法しかなくなりつつあります。
それでも今回は、一生懸命撮影して、撮像して、の繰り返しでピントを確認しながら画像を作りました。
どうにか、それなりの土星の画僧を撮ることができました。
火星
火星は、何となくピント合わせのコツがつかめてきました。明るく集中した星なので、ピントが合わせやすいです。地球に接近中であることもありますが、明らかな表面模様を撮影できています。
この時期に表面模様を写すことができて最高です。
火星は、なぜか表面模様でピント合わせが出来ています。薄い色の本体に黒い模様というのが良いとっかかりになっています。
木星、土星、火星の画像
[観測・撮影に使用した機材及びソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0による撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年10月26日、28日
↓土星を追尾・撮影するビクセン社製スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社製モータードライブMD-6、SVBONY社製鏡筒SV503 102ED
木星の画像(10月28日)
画像①
画像⓶
土星の画像(10月28日)
画像③
画像④
火星の画像
↓鏡筒の先に見えるのが火星です。
画像⑤(10月26日撮影)
画像⑥(10月28日撮影)
まとめ
最後は良い感じでまとまりました。
シーイングとの戦いの時期が到来しています。ピント合わせにはシビアな環境ですが、果敢に挑もうと思います。
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