経緯
11月3日、くじら座の渦巻銀河M77を撮影しました。
しかし何となく胸騒ぎがするというか、撮像まで終わったところで、このブログに検索をかけたところ、過去に撮影していました。
それも10月8日という最近、最近記憶力が落ちてきました。
しかし、それぞれに出来が違ったので、比較ができます。
今回は、M77について、偶然生じた重複撮影の結果の比較です。
撮影
まずは、今回の撮影の結果から。
極軸設定
SharpCapのPolar Align機能を使用し、誤差数秒台まで追い込みました。「Excellent」です。
追尾誤差のより少ない体制が整いました。
導入
少しM77から方角がそれているのですが、東方面に明るく光る星が。
アルデバランです (赤経04h35m、 赤緯+16°30′ ) 。
目標天体M77(赤経02h42m、赤緯-00°00′)までは、少し距離がありますが、少し気合を入れて散歩というところでしょうか。
導入は1回失敗、2回目で成功しました。
↓アルデバラン
撮影結果
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用
露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN300。
GAIN高めで気合入ってますね。
2400秒間の撮影で追尾誤差がほとんどありません。幸せです。
2021年10月8日撮影画像との比較
10月8日の撮影条件も同様に、露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN300でした。
引いたアングルで並べて比較
小さくて分かりませんね(^-^;
拡大して比較
渦巻の様子など、11月3日の画像がよく撮れているようです。シーイングか、ピントか、要因は分かりませんが、腕が上がった?のは良い兆候ですね。
11月3日撮影 10月8日撮影
まとめ
今回、撮影したと知らずにM77の二度目を撮影しました。
前回撮影した時は、口径D102mmには荷が重かったと結んでいましたが、今回撮影した感じでは、導入、撮影、撮像、十分楽しめました。
しかし、これだけ短期間で撮影の質が上がり下がりするということは、まだまだスキルが不安定ということでしょう。
撮影を楽しみながらスキルを上げていきたいと思います。
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