ねらい
ここ一カ月くらいでしょうか、追尾誤差が大きくなり、ライブスタックした画像の周りに広い黒い枠が出来てしまうようになってしまいました。
↓こんな具合です。これはライブスタック中に目標天体が大きく移動してしまったことを示しています。
さて、これはモータードライブの追尾精度が悪くなったからでしょうか。
それとも極軸の設定が悪いせいでしょうか。管理人の家からは、北極星が見えず、ドリフト法で極軸を設定しています。
そこで先般、北極星の見える公園にプチ遠征し、SharpCapの極軸設定機能を使って正確な極軸を設定し、その上で撮影し、モーター、極軸設定どちらに、問題があるのか検証しようとしました。。
SharpCapをちゃんと使えなかった管理人が悪いのですが、結果は出すことができませんでした。
そしてずっと狙っていた、土日の晴れた夜、それが昨夜で、二度目のプチ遠征を決行しました。
遠征には、少し慣れました。まあ、プチ遠征ですから。
遠征の結果
準備は完璧。暗くなるのを待ちました。実は、晴れたかに見えた空でしたが、北極星の方向に雲がよぎるようになり、環境はあまりよくなさそうでした。
そして19時半ころから、SharpCapのtool→Polar Alignと進み設定の開始です。
SharpCapによる極軸設定の結果
前回の反省から、今回は自信を持って臨みました。一回目の結果は、↓です。
前回は1°以上ズレましたので、今回は、進歩したようです。ちゃんと矢印の指示に従って、赤道儀の方位調整ねじ、高度調整ねじを使って調整しました。
しかしどうしても、これ以上天の北極に近づけませんでした。
↓二回目のトライです。何だかさらに結果が悪くなり・・・空は雲に覆われて、検証は途中で中断せざるを得ませんでした。
結局、追尾誤差の謎を解き明かすところまでいたらず、折角の機会を逃した気分でした。
まとめ
なぜ、結果がPOORなのか、SharpCapは右に○○′○○″、下に○○′○○″ずれていることを示してくれており、その通りに右に調整し、下に調整したのですが・・・
使い方が悪いのでしょうか。
調整したら、誤差が広がったなんてこともありました。
しかし、昨夜は曇りによって検証が出来なかった、そういうことにしておきます。
そして何よりも、15個の星を必要とするこの機能が、画角の狭いASI462MCでも安定して使えることが分かっただけでも成果ということにします。
晴れた週末に、いつか、いつか、再チャレンジします。
コメント
ちなみに、鏡筒とカメラは90度倒れているので、赤道儀の上下のネジが星を主に左右に動かし、左右のネジは星を主に上下に動かします。星を右に動かしたいから右のネジとかではないです。
しかも大抵はきっちり90度でないので、きっちり左右とか上下にならず「主に」と書きました。
結局、どのネジをいじってもいいので、とにかく星が矢印の方向に動くように、どれかのネジを回します。
Samさん、ありがとうございます。
そうなんですか!てっきり東西調整ねじが左右、高度調整ねじが上下だと思って調整してました。誤差が大きくなったわけがようやく分かりました。
あー、今回はとにかくもったいない尽くしの結果でした。もう少し晴れた時間が続けば、うまくいったかもしれません。
帰りに自宅に近づいたら、晴れて北極星が見えていたんですよ。悔しいったら・・・
次回は三度目の正直で、成功させたいと思います。