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【天体画像処理】アンドロメダ銀河の「緑色の被り」を消してみた

天体撮影に関する事項
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経緯

先週末はプチ遠征をし、アンドロメダ銀河を、3回撮影しました。

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 4.0 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用

画像① 露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN200

画像⓶  露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN220

画像③  露出8秒間、総スタック時間2400秒間、GAIN250

まずまずの出来なのですが、アンドロメダ銀河を囲うように存在する緑色の被りのような部分、これがどうしても気になりました。

何とかこの、緑色の被りのようなものを消す方法はないか、いろいろとGIMPでいじっていたところ、まいくろさんが助け舟を出してくれました。

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本当に被りなのか?

まいくろさんは、本当に被りなのか怪しいので、GIMPで、色→影・ハイライト→Shadowsとたどって、Shadowsを高くして見たら、それが被りなのか、銀河の一部が変色してしまったのかわかると言われました。
さっそく実行し、結果は、以下のとおり。

なるほど、緑色は、アンドロメダ銀河の周囲にあり、アンドロメダ銀河の一部のようですね。
やはり被りではなかったのです。
変色の原因は謎です。まいくろさんは、GAINを中心部に合わせた結果ではないかとも言われています。

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緑色を消すために、3個のファイルをコンポジット

アンドロメダ銀河本体が緑色になっているので、その部分の色を変えるのは、至難の業でした。
そこで、ここは、まいくろさんのアドバイスどおり、3個のファイルをコンポジットすることにしました。
久しぶりの、DeepSkyStacker (64 bit)の出番です。管理人はこのソフトでコンポジットに成功したことがありません。

しかし今回は、星の数も多く、星の配置の誤差も限りなく小さいのでDeepSkyStacker初のコンポジット成功となりました。
結果は、以下のとおりです。
たしかに、被りのようなものは見えません。緑色の被りの正体は、アンドロメダ銀河の周辺部でした。

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アンドロメダ銀河に色を付けてみよう

↑の画像は白黒です。少し寂しいので、GIMPで色を付けてみることにしました。
工程は、RGB変換をして、トーンカーブで赤、緑、青の色を調整し、トーンカーブで背景を黒くしました。
出来たファイルがこれ。
なんか、全然変わっていませんね(^-^;

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まとめ

今回、緑色の被りだと思っていたものは、まいくろさんのアドバイスで、銀河の一部であることが分かりました。
きよりんさんは、SharpCap4.0はかなり手を入れているらしく落ち着くまで旧バージョンを使った方が、とのアドバイスをしてくれました。

やはり天体画像編集の奥は深い。
最近、少しずつ画像編集の方法が分かってきて、楽しくなってきました。
雨の日は画像編集をするというのもよく分かります。

管理人は今回初のコンポジット成功で気を良くしています。
これからも、場数を踏んで、スキルアップしていきたいと思います。

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