【天体観測】ピリオディックモーションの曲線をようやくゲットして土星を撮影

天体観測器具レビュー
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ねらい

追尾誤差の謎に迫るため、ピリオディックモーションの大きさを計測し、現在の大きな追尾誤差是正の一助とするため、ピリオディックモーションの様子を撮影することです。
しかし、キャプチャーがなかなかうまくいきません。
・露出時間に比して星の流れが短すぎる
・真っ白なキャプチャー画像になる
これを繰り返してました。

今、追尾誤差の謎に挑んでいますが、その前に倒さないといけない難関かもしれません。

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気づき

今一つ納得がいかないのですが、昨夜ひらめいたのは二つ。
a.一つは、SharpCapの「Single Frame」ではなく、「Number of Frames」を選択して、数値は1(1フレーム撮影ということでしょう)とする。(下図②)
b.露出1200秒や600秒では、真っ白な写真(白飛び)になるので、GAINを1に設定。(下図③)

この設定で、キャプチャー画像をゲットすることが出来ました。昨夜の前の夜の行動とあまり変わっていないのですが、なぜかうまくいきました。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンNEWポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDレンズアポクロマート。
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:MD-6(ビクセン)、
撮影:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影
画像編集:なし
その他:UV/IRカットフィルター使用

ASI462MCの画角が狭い(2.8″)ので、ミニマムの600秒露出でキャプチャーしました。
ここまで長かった。
あとはアルビレオを撮影して、誤差を計測し、やっと愛機NEWポラリス赤道儀の実力のほどが分かります。37年越しの話です。

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土星が見えた

どうにかこうにか、キャプチャー画像を撮影し、時間は23時を過ぎていましたが、近所の公園の木立を越えて出てきた土星が見えました。
惑星の季節ですね。もう少し待てば木星も撮影できますが、そこまでは待てませんでした。

今年初の土星は、少し前に撮影しています。

今回は、SV503 102ED初、バローレンズを使用しての本格的な撮影をしました。

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土星の撮影結果

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンNEWポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・F=714mm・F値7、EDレンズアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:MD-6(ビクセン)、
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用

最初の本格的な撮影にしてはとても良い出来でした。

画像①

wavelet処理前で、ここまでの画像になりました。
これまでは、D80mmのアクロマートで撮影していたところ、D102mmのEDアポクロマートになった真価が改めて分かりました。本体の模様、カッシーニの空隙も見えています。
デュアルスピードフォーカサーの効果も大です。ピント合わせがとても楽でした。もう少し追い込めたかもしれません。

FocalLength=1050mm、Frames captured=7390、Shutter=6.014ms、Gain=351 (58%)、Gamma=100

画像⓶Wavelet処理後

もう何だか別世界に来たようです。本体の縞も二本ほど見えます。新しい望遠鏡を買うにあたって、口径を上げたのは正解でした。こんな土星を撮影できるなんて感動的です。

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まとめ

今回は、ピリオディックモーションの星の流れを撮影でき、土星もしっかりした画像として撮影でき、久しぶりに有意義なものでした。
ふと思いましたが、 UV/IRカットフィルターを使用せずに撮影したらどうなるでしょうか。やっぱりシャープでなくなるのでしょうか。ASI462MCを使う管理人は気になります。

次は、重星の撮影です。アルビレオは方角的に、家の中から狙うことになりますが、窓枠とか障害物と干渉せずに撮影できることを祈ります。
他にも重星はありますしね。

しかし、惑星の季節、やっぱりDSOとは違ったワクワク感があります。
たくさん撮影したいと思います。

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コメント

  1. 木人 より:

    ASI462と714mm鏡筒を組み合わせると視野は(0.444377°×0.256787°)になります。
    モニターに定規をあてて測ってみると赤線の幅は視野短辺のだいたい1/11くらいに見えますので
    ざっくり計算すると赤線の幅は84”くらいだと思われます。
    ということはPモーションは±42”になります。(あくまでザックリですが)
    極軸がピッタリ合ってる状態でガイドしても星はこの赤線の幅分行ったり来たりしますので「流れて写る」ということになります。
    初期の動きが大きいような気もしますが、もしかしたら若干機材の撓みを拾っているのかもしれませんので実際はもう少し小さいかもしれません。
    正確に測るには複数カットを比較明合成した長時間の映像が必要となります。

    • sanpojin より:

      木人さん、おはようございます。ありがとうございます。

      やっぱり40″を越えてきましたか。私の試算より厳しいですね。
      極軸がぴったり合ってる状態でも流れる星になってしまうのですね。やっぱり、長時間スタックを諦めて、短時間スタックで撮影を楽しむようにしなければなりませんかね。
      機材の撓みは拾っているかもしれません、注意はしましたが、行き届かないところもありまして・・・
      正確に測るには、やはり長時間の映像が必要になるんですね。

      アドバイスありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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