目次
経緯
ずっと撮影と編集がうまくいっていないDSO、それがさんかく座銀河M33です。
どうやっても、ノイズまみれになってしまう。
まあ、もともとの画像がノイズまみれなので、限界はあるのですが、少しでも銀河らしい姿になると嬉しいです。
雨が続いており、画像編集にはまっております。うまくいくものもあれば、元の画像よりも悪くなってしまうものもあります。
今回は、超苦戦中のM33を紹介したいと思います。
編集の経過と結果
元画像
銀河を覆うように存在するカブリ。これでは銀河なのか何なのかわかりませんね。
大胆にも背景をペイント機能で黒塗りするという暴挙もありましたが、
上手くはいきませんでした。
それではここから、頑張って再編集をしていきましょう。
フラット画像のゲット
まずは基本の、画像のフラット化を行います。これである程度の被りが消えるはずです。
FlatAideProでフラット補正を行います。
しかし、おかしい・・・ほとんど元画像と変わっていません。
2回繰り返してみましたが、状況は変わりません。
カブリ補正
それでは、フラット画像に対してカブリ補正をしてみます。
ポイントをM33に集中してみました。このポイントの使い方、今も良く分からないのですが、適当にこんな形で使ってみたら、プレビューを見る限りとても良い感じでカブリが消えています。
カブリ補正をして、GIMPの影-ハイライトでShadow値を上げた結果、以下のようになりました。
雨のようなノイズが残ってはいますが、銀河の姿が見えてきた感じです。
雨のようなノイズを消してみる
雨のようなノイズは、青、緑が中心です。
トーンカーブで、一色ずつ軽減してみました。ノイズはかなり軽減されたように見えます。
もう一度フラット補正をしてみる
これ以上もう手がないような気がしましたが、今一度。フラット補正をしてみることにしました。
もしかしたら、ノイズが軽減されるかもしれません。
結果は以下のとおり。
うまくいきませんでした。
成功した画像はどれか
フラット補正の後、カブリ補正をして、影-ハイライトで明るく処理したもの。
これが、一番成功したと思います。
現代アートみたいですけどね。
でも、画像の表示を小さくして、並べてみると努力の経過が表れています。
まとめ
今のところ、M78と並んで、最強なDSO、さんかく座銀河M33。
もう二度と編集することは無いと思いますが、いつかきちんと撮影してみたいと思います。
撮影に問題があるのは間違いなさそうです。
問題がなければ、銀河全体を覆うカブリは出てこないはず。
季節が違うので、リベンジはまだ先ですが、秋の再撮影候補の1番目です。
コメント
そのノイズは通称”縮緬ノイズ”(©️あぷらなーとさん)と呼ばれています。
ググるといろんな方の対処法が見つかりますよ。
総じて言えることは”ダークとフラット画像を使ってしっかりと処理をする”かなぁ?
ダークは撮られているようですからフラットも撮ってみて結果で工夫するしかないと思いますよ。
カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。
なるほど、素晴らしい表現ですね。
きちんと、ダークとフラットを使うことが大切なんですね。僕はフラットをやってこなかったから、こういう画像にもなるんですね。
こんややっと撮影ができる天気になりそうなので、フラットの方も取り組んでみたいと思います。
地道な努力は必要ですね。
アドバイス感謝です。これからもよろしくお願いします。
クールピクセルに起因するノイズならFlatAideProにも消す機能がありますが自分はやったことはありません。
黒いノイズはダーク、明るいノイズはフラットに起因することが多いようですが試してみる価値はあると思いますよ。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
なるほど、FlatAideProにもいろいろな機能があるのですね。ちょっと探ってみますね。
それが実現すれば、ダーク・フラット補正ともに必要なくなるんですかね。
だとしたらとても素晴らしいです。
いつもアドバイスありがとうございます。これからもよろしくお願いします。