概略
今年は、木星が166年に一度、最も明るく大きく見える年だそうです。正確には9月27日の衝の日に最大化するそうな。
そんな大事な年であることを忘れていました。
これから木星をじゃんじゃん量産しないといけません。
肝心の9月27日は曇り空で天体観測できませんでした。
そして、26日は天気が良かったので、いつものように望遠鏡をベランダに出して、撮影基地を設営しました。木星の巨大化をとらえるチャンスです。
多分今回は霞空ではなくクリアだったと思います。
そして今回はSharpCapのみで撮影しました。
これからはSharpCapにシフトしていこうと思います。AutoAlignの機能がSharpCapにあればなあ。
惑星の撮影は、極軸設定が、赤経軸を真北に向けるのみになるので、どうしても不正確になり、惑星は撮影中に動いてしまいます。
その分画像が一部欠けたりしますが、今回SharpCapで撮影したことで自信が付きました。
今回は徐々にピントを変えていく方法でなく、ワンショット毎に本命を狙いました。
それでも何とかなるものですね。
木星と土星の画像
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0による撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPによる彩度・色温度調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年9月26日
木星
画像①
GIMPの色温度・カラーバランスを調整しました。それでも地味な感じですね。調整している間はちょうど良いように思えるのですが。
これがSharpCapで撮影した画像そのままに近い発色です。
画像⓶
GIMPで彩度を調整しました。これは木星っぽいですかね。
画像③
GIMPで自動色強調をしました。模様も強調されて、これがちょうど良いと思います。
土星
画像④
GIMPによる自動色強調をしました。本体に模様が見え、良い出来だと思います。
土星はこの夜は不作でして、この画像のみの掲載です。
露出が長すぎたようです。最近これという数字がつかめずに不安定な撮影になっています。
まとめ
久しぶりに存分に木星と土星を撮影できました。後は、火星と金星です。
火星は、お天気と相性が悪く、なかなか撮影できません。
金星は、ベランダから撮影できる角度にありません。
まだまだ未知の世界があり、これから楽しみです。
シャープキャップでは、発色が地味になりますね。しかし、FireCaptureに比べて、SharpCapが正しい色のような気がします。
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