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【天体観測】かに座散開星団M67「パックマン星団」を撮影してみた。

星雲・星団・銀河に関する情報
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概略

かに座に、パックマン星団という散開星団があります。かわいらしい名前ですね。
メシエナンバーもついています。M67。
昨夜はとても寒かったのですが、撮影に臨みました。
晴れているのに撮影しないともったいなくて。

結果としては、色もきれいに出たし、星の集まり具合も良い具合で、撮影は成功でした。
撮影時間中雲も現れず、2時間以上の撮影をやってのけました。

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撮影と撮像への経過と結果

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定の状況は、いつもどおり安定していて、設定誤差16″まで追い込むことができました。
これで長時間の撮影への準備ができました。

自動追尾の状況は、若干ずれたものの許容範囲です。撮影時間は、2時間42分30秒になりました。睡眠時間との兼ね合いで、中途半端な時間になりました。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星をきつい姿勢でとらえるには無理のある高度までパックマン星団(赤経08h51m、赤緯+11°47′)は昇っていましたので、パックマン星団辺りの空を撮影して、そこを基準に目盛環で追いました。
2回のトライでパックマン星団をとらえることができました。excellent!

撮影の結果と、撮像の結果

赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN370、30秒間のfitsフレーム325枚を撮影し(計2時間42分)、そのうち292枚(計2時間26分)を、DeepSkyStackerでコンポジット・フラット補正
画像処理:GIMPによる色レベル調整・色強調
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年2月14日

撮影の結果

画像処理前とはいえ、少し寂しいですね。

撮像の結果

Sirilについては、メタデータがなく、あきらめました。
GIMPにデータを渡して、色レベル調整と色強調を施し完成版としました。

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まとめ

この辺りは、星の少ないところで、迫力に欠けましたが、美しい散開星団をゲットすることができました。恒星数は50から100だそうですが、それでもこれだけきれいなんですね。
初心に戻って、小さい散開星団も拾っていこうと思います。

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コメント

  1. 通りがかり より:

    パックマン星雲は散開星団のM67ではなくNGC281ですよ。

    • sanpojin より:

      ご訪問いただき、誠にありがとうございました。
      ご指摘、大変助かります。フォトメトリック色補正の結果が変わってくるかもしれません。貴重な情報をありがとうございました。
      これからもよろしくお願いします。

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