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【天体観測】小さな散開星団シリーズ12 ふたご座NGC2304を撮影してみた。

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概略

久しぶりの、小さな散開星団シリーズです。散開星団は、色々な形があって好きなのですが、今回小さすぎて、どこが散開星団なのか分かりませんでした。
Astrometry.netと照合してもはっきり答えが出ませんでした。多分これ、程度の特定です。

しかし、星空は素晴らしく美しかったです。天候が撮影中にわるくなり、8分程度しか露光時間をとれなかったのが残念でしたが、結構奇麗に撮影できたと思っております。

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基準恒星と目標天体の導入

なるべくふたご座に近い恒星を探しましたところ、わずかに見えた恒星が、このブログで初めて登場する、ふたご座のアルジル(等級3.35、赤経06h45m、赤緯+12°53′)でした。
ここに陣取れたので、ふたご座周りのDSOを狙うのにはとても好都合です。

目標天体NGC2304の位置は、赤経06h55m、赤緯+17°59′です。
基準恒星に近く、しかし見えず、Astrometry.netを使って、2度目のトライで画角に導入が成功しました。

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撮影の結果と、撮像の結果

赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN400、30秒間のfitsフレーム140枚を撮影し(計70時間)、そのうち17枚(計8分30秒)を、DeepSkyStackerでコンポジット・フラット補正・ダーク補正
画像処理:Sirilによるヒストグラム変換
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2023年2月9日

撮影の結果

多分矢印の星の集まりがNGC2304と思われます。これを散開星団と認定した人は偉い!
星が多いのは天の川のほとりだからでしょうか。

撮像の結果

Sirilは、メタデータなし、と返してきたので、ヒストグラム変換のみやってみたところ、まずまずの出来になりました。降るような星ですね。

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