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【天体観測】M15「ペガスス座星団」を撮影しました。

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撮影に至る経緯

訳あってプチ遠征が出来ない今日この頃、本当は、天文ガイドの付録ポスターに掲載されている夏のDSOを撮影したいのですが、一向に進みません。
管理人は望遠鏡を使うことで満足できるので、対象はどのDSOでも良いのですが、ステラリウムを見て物色していたら、ペガスス座星団という文字が目に入ってきました。

何だか、代表的なネーミングだし、迫力がありそうです。
また球状星団って、あまり撮影することがなく、新鮮味もあります。
そこで昨夜のターゲットは、ペガスス座星団に決めました。

本当はさそり座まわりの球状星団を撮影したいのですが、やはりどう頑張っても、障害物や電灯のせいで撮影することができません。
今回のペガスス座星団は、東にある球状星団です。

↓ペガスス座星団を追尾・撮影する。ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒

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撮影・撮像への経過と結果

恒星のピント合わせ

もう最近では、SharpCapのピント支援機能は必要ないのではないかなどと考えていますが、一応バーティノフマスクの目測の仕上げに使っています。
昨夜は、アンタレスでピント合わせを行いました。南の星を捉えることができるかどうか試したかったのです。
因みに、なんとかアンタレスは捉えられましたが、さそり座のM4は、どうやっても捉えられませんでした。(最初の目標天体はM4だったのです。ベランダの形状と方向が原因です。)
↓アンタレス


↓ここまで目測で追い込んで・・

↓なんで上下に頻繁にぶれるのか納得いかないのですが、この状態でピントを固定しました。

↓この経過を経て、以下の光芒を得ました。ピッタリだと思います。

極軸設定と自動追尾の状況

極軸設定の状況

昨日は気楽に取り組めたというか、極軸設定も気楽にできました。ほとんど無目的だったので。
SharpCapによる極軸追い込みの結果は・・・設定誤差14″というexcellentな結果となりました。

自動追尾の状況

60分の自動追尾を行いました。いつものように許容範囲の追尾誤差でした。
若干ズレた感じですかね。
これくらいは仕方ないです。ノータッチですしね。

基準恒星と目標天体の導入

ペガスス座星団は、ペガススの口先にあります。赤経21h29m、赤緯+12°10′です。
この位置にジャンプするには、デネブ(等級1.25、赤経20h41m、赤緯+45°16′)かアルタイル(等級0.75、赤経19h50m、赤緯+08°52′)が良いのですが、どっちもどっちでしたので、新鮮味の点でアルタイルを基準恒星としました。
ペガスス座星団は、二度のトライで捉えることができました。excellentです。

↓アルタイルです。結構奇麗・・・

撮影の結果・撮像の経過と結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN350、8秒間のフレーム450枚を撮影・うち405枚をDeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:FlatAideProによるフラット補正・レベル調整
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年7月23日土曜日

撮影の結果

予想どおり迫力のある球状星団で美しい。
しかし、やはり中央は飽和してしまったというか、分離できなかったというか、管理人のスキルと鏡筒のスペックで、ここまでで限界というところでしょうか。

撮像の経過と結果

フラット補正・レベル調整→完成

正直のところ、あまり編集する余地はありません。自動色強調も変化なしでした。
でも、まず、フラット補正を行いました。
画像全体がフラットになりました。
ついでにレベル補正をして、自分の好みの色にしましたが、以下のような薄い緑(?)に決めてみました。
今回は淡白ですが、これで完成とします。

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まとめ

手動コンポジット(ライブスタックではないということ)にも慣れてきましたが、ダークやフラットを真面目に作成するようになったので、とても時間がかかるようになりました。
寝不足気味です。

しかし、手動コンポジットまだまだ奥が深そうです。コンポジットの際の調整など試してみたいところばかり。

もっと勉強して、コンポジット沼に入っていきたいと思います。

撮影は、もう少し中央が分離したら良かったと思います。

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