概略
月に続いて、惑星の記事を掲載します。
惑星もまた、眼視、撮影にワクワクするというか、楽しいです。
しかし常に立ちはだかるのは、ピントです。
SharpCapのフォーカスアシスタント機能も、今一つピントを合わせてくれません。使い方が間違っているのかなあ。
幸い今は、比較的シーイングが良く、目測でそこそこの画像が出来ています。
木星
暗斑が見えていたら、ピントは合っている。また、大赤斑、ガリレオ衛星の影が明確であればピントは合っている。
土星
本体に縞模様が確認出来たら、ピントは合っている。
こんな基準でやっています。貧弱ですけど(^-^;
木星、土星の画像
[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:FireCapture2.6による撮影、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ、
撮影日時:2022年7月22日金曜日、28日木曜日
木星
7月22日撮影
暗斑、白斑の写りがイマイチです。もう一歩ピントを追い込んでいたらベストになったかもしれません。
南熱帯、南温帯の縞模様がわずかに確認できるので、まあ合格にしましょう。
7月28日撮影
黒い点はイオの影です。この場合、この影にピントを合わせれば全体のピントは合います。
この木星、ピントは合っていると思うのですが、histogramが100%振り切れてしまっている感じです。
もう少し控えめのGAIN・露出にしたらよかったっと反省。
土星
7月22日撮影
カッシーニの空隙、本体に模様が複数(わずかながら)、土星の合格基準は満たしています。
本体の縞模様がもう少し明確であればなお良かったと思います。
7月28日撮影
本体に縞模様が複数、カッシーニの空隙、申し分ないです。
これが今のところ、今シーズンのベストショットだと思います。
一般的には100mm口径の望遠鏡なら、輪が3つに分かれるはずですが、輪の傾き加減、シーイングその他もろもろの理由で見えていないんでしょうか。
まとめ
全体的に画像をダメ出ししてしまいました。
もう少し褒めても良いと思います。
今回は、なかなか高いレベルの画像が集まりました。
次もこのレベルでいこうと思います。
夜中の観測ですので、木星までが体力の限界で、火星まで辿り着きません。
火星はおいおい、観測しやすくなってきてから手を付けたいと思います。
しかし、夜中の方がシーイングが良いんですよね。
はやく、もっと早い時間に観測したいなあ。
コメント