【天体観測】うお座渦巻銀河M74に再チャレンジした結果

星雲・星団・銀河に関する情報
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経緯

M74には、過去に一度チャレンジしたことがありました。その時は撮影に失敗していたため、一昨日、再チャレンジをしました。
しかし、そのチャレンジも失敗。

かなり淡いので、撮影や観測には難しい銀河というネット情報もありましたが、悔しいので、昨夜M74の撮影に再チャレンジすることにしました。

これまではノイズに悩まされていたのですが、光害のせいではないかと思っていました。
そこで、UHCフィルターを使うことを検討しましたが、使用すると暗くなりすぎて、淡い天体が逆に写らなくなってしまったので、撮影を22時からスタートさせ光害の影響のない高度に昇ったところを撮影することにしました。光害と言っても管理人の家の周りは、それほどひどくはないのです。高度が上がれば、だいたい暗い夜を得ることができます。

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極軸設定

撮影は22時からは始まらず、極軸設定がなかなか決まらず、最終的に極軸設定に1時間かかってしまいました。SharpCapのPolar Align機能を使いましたが、たまにこういうはまってしまうことがあります。SharpCapが、誤差修正の結果をなかなか出してくれないのです。
何度か最初からやり直したり、望遠鏡の向きを抜本的に変えてみたりするのですが、なかなか決まりません。
最終的に極軸設定が定まったのが23時でした。泣けることに「Excellent」の評価を得ました

SharpCapの極軸設定機能は、ある程度極軸に近い方向を望遠鏡が向いていないと、こういうことになります。それなりの良い方向を向いていると、あっという間に設定に成功できます。

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導入

基準恒星にはぎょしゃ座のカペラ(赤経 05h 16m 、赤緯 +45° 59′ )を選びました。
M74(赤経01h 36m、赤緯+15°47′)とは方角が少し違いましたが、あまりに輝いていたので、引き込まれました。
基準恒星を観望するのもまた楽しいことなので、たまにこういうことをします。
スナップショットを撮っておけばよかった。

極軸設定とは違って、一度のチャレンジで画角への導入に成功しました。
確かにM74は淡くて、SharpCapの画面上にはわずかに雲のようなものが見える程度ですが(言われなければわからない)、前の撮影の時の、M74の周りの星の形を覚えていて、それが功を奏しました。

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撮影

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによる彩度、トーンカーブ、露出等補正
その他:UV/IRカットフィルター使用

総スタック時間を30分にするつもりでした。その間、疲れたので、部屋で横になっていたら寝落ちしてしまい、目覚めたのが01:20。
急いで望遠鏡に戻ると、70分以上のライブスタックをしていました。
70分以上では、追尾誤差が大きく発生してしまいます(ノータッチのライブスタック撮影だから)。
しかし、淡い銀河対策としては、長い総スタック時間というのは望ましいです。

結果としては、
露出8秒間、総スタック時間4256秒間(70分56秒)(リアルタイムダーク補正1800秒間)、GAIN250。最長不倒の総スタック時間になりました。

長い総スタック時間が、功を奏し、赤い背景と追尾誤差(上と右側の黒い帯)を除けば、撮影には成功です。M74の淡い銀河の腕が良く見えています。
小口径でも撮影時間を伸ばせば、よく写るということが分かりました。

まだうまくないのですが、背景を黒くしたバージョンを編集して作りました。
露出を調整し、トーンカーブを調整しました。
上の写真がこれだけ黒い背景だったら最高だったのですが。

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まとめ

なぜ、今回のような発色になったのかは謎ですが、M74はこれでこなした気分です。淡い銀河を十分観測することが出来ました。
あまりネットの情報に振り回されるのも問題ですね。
観測に不向きとされていても、観測したければチャレンジしたらよいと思います。
結果によりますが、チャレンジしたという納得感があります。
今回がそうでした。

他に昨夜は、木星、土星、金星を観測できました。
昨日は在宅勤務で、早い時間に望遠鏡をベランダに出すことが出来たのですが、その時間なら、まだ管理人の家から金星が見られることを発見しました。
これから、在宅勤務の日は金星を観測したいと思います。
これらの観測結果は、画像がまだ出来ていないのでまた後日にします。

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